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キンキ剛、大阪から地元の奈良まで歩いてようやくゴール 次はどこを目指す?

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千鳥・大悟

 大事なのは、台本ではなく目の前で起こったすべて。そして、ツレ感覚の芸人だ。仕事というより、むしろプライベート。肩ひじを張らないがモットーだ。ひとまず、歩く。疲れたら、休む。ノリで食べる。それは、KinKi Kids・堂本剛のメンタルとフィジカルを考慮して編みだされた番組コンセプト。関西のローカル番組『堂本剛のやからね』(毎日放送)は、そんなテイストでユル〜ク届けられている。ちなみに、関西弁の“○○やからね”は、標準語でいう“○○だよね”を意味する。

 14年4月から、不定期で深夜に放送されているロケバラエティ番組。剛が「3人で10万円やからね」、「京都のええもんの値段を当てるんやからね」、「梅田で収穫してバーベキューするんやからね」、「ウラなんばのええところを散策するんやからね」、「大阪から東京に勝負しに来てる人を応援するんやからね」ほか、たくさんの“やからね”にトライしてきた。そして、16年12月にスタートしたのが、「梅田から地元・奈良へ帰るんやからね…ただし徒歩で」。筋書きのない最新シリーズは、耳と膝に持病を抱える剛にとって容易ではない。まさに、体を張った旅路といえた。

 シリーズ初回は、寄り道しすぎて、ほとんど進まず。その反省点を生かした翌17年3月の2回目では、ストイックに歩きすぎて、何も起こらず。3回目(17年6月)は、人とふれあい、入店を繰り返す真面目なロケスタイルを見せたため、撮れ高抜群。4回目(17年11月)にして奈良県のシンボルである生駒山が見え、18年一発目となった5回目(18年1月)で過去最高の6・6kmを進んだ。そして、6回目となる3月30日オンエア回で、急こう配が続いた暗峠(くらがりとうげ)を渡りきって、やっと奈良県内に突入。およそ24km、約1年4か月かけてゴールインしたことによって、完結した。

 ひと口にロケ番組といっても、関東と関西ではまったく異なる。大きな違いは、関東ではすれ違う一般人には可能な限り顔にモザイクをかける。だが、関西はダダ漏れ。みずからカメラに映りこんでくる一般人が少なくないため、モザイク加工という無駄を省く。ゆえに、ミラクルが多発。シリーズ最終回では同行のお笑いコンビ・千鳥の大悟に向かって2人の女子高生が、「大悟、ミナミ(大阪・なんばの繁華街)で見た。女3人、引き連れてた」と暴露しながら爆笑した。

 そんなオモロすぎる関西人に負けまいと、剛も地味に小ボケをはさむ。3匹の犬を見かけると、「どれが高見沢(俊彦/THE ALFEE )さんですか?」と飼い主に質問。芸人へのネタ振りも完ぺきだ。そのバラエティスキルは今後も、関西ローカルで生かされるはず。今夏、どんな“やからね”で、関西のどこを歩くのか。期待が膨らむ。

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