西森博之の人気同名漫画が原作の本作。主演を賀来賢人が務め、演出・脚本はコメディ映画やドラマなどを多く手掛ける福田雄一が担当。ムロツヨシや佐藤二朗ら、福田作品に縁の深い俳優が登場する。また、小栗旬や柳楽優弥ら、福田作品に多く登場している俳優がスペシャルゲストとして出演。第6話でも、冒頭に山田孝之が登場し、福田作品ファンは大盛り上がりだった。
しかし、山田が演じたのは“ソープランドの店員”という役どころ。主人公・三橋(賀来)の父・一郎(吉田鋼太郎)と担任の椋木(ムロ)がソープランドの待合室で遭遇してしまい、椋木が一郎の弱みを握ったと言って三橋を自身のしもべにするという導入だった。
この描写について視聴者からは「子どもが録画で楽しんでるのにソープはやめてほしい…」「ソープとか原作にないし、山田孝之を出したいがためにシーンを作ったの?」「ソープランドネタ、つまらないし下品すぎる」と批判する声が噴出している。
「『今日から俺は!!』は夜10時30分からと開始時間は非常に遅いですが、いい意味でバカバカしい展開で小学生からも支持されている。『親子で楽しめる』という声も多くありました。それだけに今回の『ソープ』の連呼には親世代の視聴者層から戸惑いが生まれ、『子どもに見せられない』という声が殺到。『意味を知らない子どもに説明しなければならない』という声も見受けられました」(ドラマライター)
また、原作ファンからも「原作の世界観が崩れすぎて今回は辛い」「原作のままが一番面白いのに、過剰な演出でスべらせないでほしい」といった声も噴出している。
「以前から過剰なギャグ演出に疑問を呈す原作ファンは少なくありませんでした。特に今回は『ソープ』が余計だったと指摘されているほか、三橋が椋木の舎弟になるというエピソードも原作にはありません。長い尺を取る佐藤二朗のアドリブセリフシーンも毎週続いており、『うんざりする』との声も。今回も原作のストーリーをかなり改変しており、脱落した原作ファンからは残念がる声も聞かれています」(同)
原作は下ネタがないギャグ漫画ということでも支持を得ていただけに、残念な結果となってしまった。