梅田師は「半馬身だけ勝ったが、まだ余裕があった。馬が若いし、これからどんどん伸びると思う。上2頭とはお父さんが違うが、いい仔を出すよね。いったん栗東に帰って、次は小倉2歳Sへ」とご機嫌だった。
先行する2頭を見ながら3番手から抜け出した走りっぷりは、兄2頭とは違う。486kgの堂々たる馬体で、奥の深さを感じる一頭だ。
一方、11日(土)の芝1200m戦(牝馬限定)を勝ち上がったシゲルトンカーン(牝、父フサイチコンコルド、母シアトルフェアー=栗東・小野幸治厩舎)は抜群のスタートセンスが光った。
好発からハナを奪うと、1分10秒7(良)のタイムで逃げ切り勝ち。今後、抑える競馬を覚えてくれば、血統的に距離が延びても対応できそうなタイプだ。