第6話では主人公・晶(新垣結衣)と恒星(松田龍平)の“キス問題”が解決しないまま、晶と恋人の京谷(田中圭)は仕事で関わることに。一方、もう一人の主人公である恒星は元恋人・呉羽(菊地凛子)の結婚が「偽装結婚だった」という噂を聞きつけ、周辺に聞き回るというストーリーが描かれた。
しかし、そんな中で最も視聴者からの反響が集まったのが、晶の勤める会社が、京谷の勤めるデベロッパーのECサイトを制作することに決まり、両社の間で行われた懇親会のシーンだった。晶と京谷が恋人同士であることが周囲に明かされる話の流れから、晶の同僚・松任谷(伊藤沙莉)が京谷の後輩・筧(吉村界人)に「筧さんは彼女いるんですか?」と話を振った。すると、酔っぱらった筧は「駄目ですよ? デベロッパーって言うと寄って来るんですよね、肩書きに弱い女性が」と松任谷をけん制。さらに筧は「この前、花井(京谷)さん熱く語ってたじゃないですか。『人目につくところで堂々とキスするカップルの気持ちだけは分からん。最悪だ』って。俺も同感。どんな事情で路チューするんだよ」「いるんだよな、そういうのを喜ぶ女子」と嫌味を言うシーンがあった。
これに対し松任谷は「なんで女の問題になってるの? キスはふたりでするものでしょ? だいたいさ、どうして女の浮気は『だらしない』とか言われて、男の浮気は『甲斐性』みたいに言われるの?」と指摘。筧が「男は女に夢を見たいんですよ」と言い訳すると、松任谷はさらに「女の夢はどうなるの? 見せてみなさいよ!」と一喝する展開となった。
これに対し視聴者からは「確かにいろんなこと女性のせいにされるの納得いかない!」「松任谷さんありがとう!すっきりしたー!」「女性の社会的抑圧や女性が直面する女性特有の問題を冷静に描くのがうまいなあ」などと、松任谷を演じる伊藤をたたえる声が殺到。「女性に変な願望を抱いてる人はぜひ見てほしい」といった声も見られた。
仕事の理不尽さや男女の性差などを繊細に描いている本作。今後も視聴率は伸びるのだろうか。宙ぶらりんになっている晶と京谷の関係性にもますます注目が集まる。