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広末涼子が65歳女医役 伝説の年齢ギャップ俳優といえば

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広末涼子

 女優の広末涼子が映画『ラブ×ドッグ』で、65歳の女医役を演じて話題となっている。広末は1980年7月生まれ。今年で38歳となるため、実に27歳差を演じている。本作は放送作家の鈴木おさむの初監督作によるラブコメディ映画である。そのため、無理めの設定もうまく活かされたといえるだろう。何より、主演の吉田羊も年齢非公表のミステリアス女優である。

 俳優や女優の中には、実年齢から離れた役柄を演じることも少なくない。ほかには誰がいるだろうか。

 「俳優の京本政樹は朝の連続ドラマ『ちりとてちん』(NHK)において、48歳ながら回想シーンで学生服姿の高校生役を演じています。年齢差は実に30歳ほどありましたが、体型はスリムなままであり、美形の顔立ちも変わりませんから、演出次第では違和感がなかったといえるでしょう」(芸能ライター)

 京本の例に限らず、子役を除きほとんどの俳優、女優は高校や大学を卒業してから芸能活動をはじめる。そのため年齢が下の役柄を演じることも多いようだ。一方で、広末に同じく年齢が上のキャラクターを演じる例もある。

 「女優の菅井きんは、1973年に放送がはじまり大ヒットとなった『必殺仕置人』(TBS系)でおばあさんの、中村せん役を演じハマり役となりますが、この時、彼女はまだ40代でした。いまなら、まだまだ若いといえる年代ですが、当時はそうではなかったのでしょう。さらに、この役柄は強烈なキャラクターの意地悪婆さんであり、娘の縁談に支障が出そうと菅井が降板を申し出たことも話題となりました。これ以降、菅井は一貫しておばあさん役を演じるようになります。ベストポジションを発見したともいえるでしょう」(前出・同)

 実年齢とギャップのある役柄をどう演じきるかは、役者としての力量が問われるポイントといえるかもしれない。

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