北島は50回目の出場となった13年に“勇退”を宣言。大トリを飾って「まつり」を歌い、同年の紅白で歌手別視聴率1位となる50.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
「13年は北島の最後の紅白ということもあってか注目度が高く、北島が登場した第2部の視聴率はここ10年ではトップの44.5%を記録。北島のおかげで、その前に歌ったDREAMS COME TRUEは北島に次ぐ50.0%を記録。さらに、中心メンバーの大島優子が突如卒業を発表したAKB48はこれに次ぐ48.5%を記録した」(音楽担当記者)
北島はほかの出場歌手と観客から大歓声を送られて有終の美を飾ったが、北島の記録に並んだにもかかわらず、対照的だったのが五木の扱いだ。
昨年の紅白は新型コロナウイルス感染拡大予防のため史上初の無観客開催。そのため、客席からの歓声はなく、五木はなんと前半・第1部のトリで2000年に発売した代表曲の1つ「山河」を淡々と歌いステージを終えたのだ。
「一部スポーツ紙が紅白の視聴率推移グラフを発表しているが、おそらく、五木のところで視聴率は落ち込み、35%前後だった。北島の『まつり』は若い人でも知っているが、五木の『山河』はある程度年齢のいった人しか分からないからそうなるのも納得」(同)
>>紅白出場歌手たちのギャラランク、やはりあの数字と連動している?<<
そんな五木の複雑な胸中を発売中の「女性自身」(光文社)が報じている。
五木は07年に代表曲の1つ「契り」でトリを務めて以来、トリから遠ざかっているが、今回は大記録に並んだにもかかわらずトリの候補にも挙がらず。
そのため、五木は「せっかくの記念なのにな……」と残念がっていたというのだが…。
「07年はトリにもかかわらず歌手別視聴率は5位。もはや、数字を持っているわけではないので、制作サイドも扱いに困っている。来年出場すれば記録を達成するので、そこで盛大に見送って“勇退”となれば五木も納得するはず」(芸能記者)
記録更新した際の五木の決断が注目される。