そんな中、異彩を放ったのが6年連続6回目の出場となった歌手の三山ひろし。けん玉のギネス世界記録への4年連続での挑戦となった。
18年は124人連続成功でギネス記録をマーク。しかし、19年は成功できず2年越しの記録更新に挑戦。
三山が「北のおんな町」を歌唱する中、白組司会の大泉洋がトップバッターとして成功させると、2人目のGENERATIONS・数原龍友、3人目のDJ KOOがつなぎ、最後は三山自身が歌唱後にチャレンジし、大皿に乗せて125人連続成功となり記録を更新した。
「時間の関係で、最初の10人までは1回だけやり直しのチャンスがあったが、着実に成功を重ねた。とはいえ、トップバッターの大泉はかなりのプレッシャーとなったはず」(紅白のリハーサルを取材した記者)
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記録更新後、総合司会の内村光良は「やったー!」と絶叫。「なんだこれ、すげえうれしかったんだけど。歌全然聞けなかった」と興奮気味に祝福していたが、内村は視聴者の心境を代弁していたようだ。
「あのシュチュエーションだと、どうしてもけん玉をやっている人が成功するかどうかにしか目が行かず、歌はまったく耳に入らない。そもそも、『北のおんな町』はそれほどヒットした曲でもなく、なぜ紅白に出場できるのか疑問視されている。大手芸能プロの後ろ盾はあるものの、ギネス記録更新のために貴重な白組枠を与えるのはいかがなものか。もっとヒットした曲を歌った歌手を選ぶべきでは」(芸能記者)
五木ひろし、坂本冬美、天童よしみら演歌勢がことごとく前半の第1部で出番を終えた中、昨年の三山の出番は後半の第2部。
嵐、LiSA、Official髭男dismに続くなかなかの歌唱順を与えられたが、今年の紅白も三山のギネス記録更新を必要な演出にするかどうかが注目される。