しかし、アメリカには、アートメイクで失敗し、ひどい顔になってしまった女性がいる。
海外ニュースサイト『DailyMail』は4月12日、アメリカ・ミズーリ州に住む42歳の女性、ジャミ・レッドベターさんが、眉のアートメイクを受けたところ、とんでもないミスで被害を受けたと報じた。同記事によると、娘からサロンの割引クーポンをプレゼントされたジャミさんは、眉のアートメイクを受けるのをとても楽しみにしていたという。しかし、実際にアートメイクをしたところ、眉毛が左右合わせて4つあるように施術されてしまった。同記事によると、アメリカの眉のアートメイクの価格は場所によって異なるが、日本円にして約11万円する店もあるという。ジャミさんは割引クーポンを使って、約2万8000円で施術を受けたそうだ。結局、アートメイクの失敗のせいで、ジャミさんは自信を失っただけではなく、恋人にふられてしまう事態に。同記事の取材に対し、ジャミさんは「精神的なショックは大きく、ひどく落ち込んだ」と語っている。
ジャミさんは、最終的に眉のアートメイクを除去してくれる専門家を見つけたが、除去費用はアートメイクを受けたときの約4倍の約11万円にもなった。
このニュースが世界に拡散されると、ネット上では「彼女は何も悪いことをしていないのに、かわいそう」「彼氏は眉毛のせいで彼女を捨てたの? もっといい男を探して」「眉毛が4本って笑える」などとさまざまな声が寄せられた。
中には「整形手術やアートメイクで価格が安いってことはリスクがあるってことよ」「かわいそう! 私も最近、割引クーポンでアートメイクを失敗されたわ。恥ずかしくて家に引きこもっている。割引クーポンはお得だけど、知識がないとひどい目に遭う」などと割引クーポンの危険性を指摘する声や、同じような体験をしたと思われる人物からの声もあった。
ジャミさんと同じように、美しくなるために行動した末、つらい思いをすることになってしまった女性は他にもいるようだ。
2018年8月には、タイ・プーケットに住む当時35歳の女性が、日本円にして約5000円のまつ毛エクステの施術を受けた。しかし、施術後1分も経たないうちに異変を感じたという。市販の瞬間接着剤でまつ毛をつけられ、自分のまつ毛が全て抜け落ちた上にまぶたがくっついて離れなくなってしまった。施術したオーナーは料金を約3300円に値引きすると提案してきたというが、女性は警察に被害を訴えたという。
また、2019年3月にはオーストラリア・シドニーに住む40歳の女性が胸をAカップからCカップにする豊胸手術を受けてから8年間、痛みなどに苦しんでいた。健康診断を受けても何も異常が見つからなかったため、原因が分からず、8年もの年月が経ってしまったという。しかし数々の医者のもとに足を運んだ結果、豊胸手術の際に入れたシリコンを自身の体が「異物」と判断し、それを排除しようとした自らの免疫力が原因で痛みが引き起こされていることが判明。最終的には、シリコンを除去する手術を受けて無事健康な状態に戻ることができたそうだ。
女性の中には美しくなるためには手段を選ばない人もいるだろう。しかし、アートメイクや整形手術など、すぐに修正できない美容術に関しては、事前に情報をリサーチする、安価な施術には飛びつかないなど、慎重になることが必要だ。