47枚の傍聴券に対し、約150人が集まり、倍率は約3.2倍。注目度の高さから、新潟地裁は初めて公式ホームページにも抽選結果を発表した。
各紙によると、被告側は「請求棄却を求める。追って認否する」との答弁書を提出し争う姿勢を示したという。この日、被告側はだれも出廷せず3分ほどで閉廷。
終了後、AKS側の代理弁護士が取材に応じ、元メンバーの山口を含むNGT48現役メンバーが証人として出廷する可能性について、「可能性としてはあると思います」。また、訴訟の主目的については、「当時所属していたメンバーが暴行を受けたにもかかわらず、不起訴になった理由も会社として分かっていない。こうした点を含め真相を解明したい」と説明したというのだ。
「AKS側は、事件によりNGT48が活動中止を余儀なくされ、広告契約などに影響を及ぼしたなどと指摘し、損害賠償を請求したが、逮捕された2人は大学生とフリーター。支払能力はなさそうで、せっかく訴訟で勝っても何も得られない可能性が高い。民事だったら証拠よりも、言った言わないのやりとりになるので、泥仕合になったあげく、事件の真相が解明できるか微妙なところでは」(芸能記者)
おそらく、傍聴券を求めて多くの人が並んだのは、メンバーが出廷することを期待してだと思われるのだが…。
「山口は大手事務所・研音に移籍してしまった。今後、仕事を再開するとなれば、裁判に時間を取られることは避けたいはず。出廷せずに書面でのやりとりで終わるのでは」(同)
次回は、9月20日に進行協議が行われる予定だというが、判決が出るまではまだまだ時間がかかりそうだ。