紅白の対決の前にステージに登場したのは、台湾で開催されたAKB48初の海外オーディションを勝ち抜いた馬嘉伶(マ・チャリン)。憧れ続けたAKB48のステージに緊張気味であったが、日本語でしっかりと挨拶をした後、「ヘビーローテーション」を日本語と中国語で披露し、オープニングを華やかに飾った。
紅白のそれぞれのトップバッターは、小嶋陽菜と柏木由紀。小嶋は「わるきー」ならぬ「わるにゃん」と題し、バスローブ姿で共演のキティちゃんからダニエルくんを誘惑するという妖艶なパフォーマンスを披露。これに対し、柏木が「Dear J」ではなく「Dear K」としてキレのある ダンスパフォーマンスで応戦し、1回戦から会場を盛り上げた。
続いて、これからの10年、AKB48グループを引っ張っていくフレッシュなグループの対決。「マジすか学園」の衣装に身を包んだ中野郁海らチーム8メンバー8名と、来年1月に劇場オープンを控えるNGT48が相まみえた。やべきょうすけとの共演で寸劇を披露したチーム8に対し、初参加ながらも、加藤美南のバトントワリングでアクロバティックに「僕たちは戦わない」を披露したNGT48にも、大きなどよめきと歓声が沸き起こった。
その後も、紅白対抗歌合戦ならではのユニットや楽曲でのパフォーマンス、間近に迫ったクリスマスの楽曲、劇場支配人総登場での時代劇寸劇などで会場を盛り上げた。
また、先日卒業を発表した永尾まりやと同期の9期生による「夢の河」、女優の夢を叶える為にと、このステージで卒業を発表した高城亜樹らによる「桜の木になろう」のパフォーマンスの際には、会場とステージで見守るメンバーからも大きな拍手がおくられた。
そして、対決のトリはキャプテン対決。横山は赤の着物で「一歩目音頭」、指原は白いドレスで「365日の紙飛行機」をそれぞれ披露し、審査員に最後のアピールをした。
対決の後には、今年のじゃんけん大会で優勝した藤田奈那が勝ち取ったソロ曲「右足エビデンス」、準優勝した中西智代梨がセンターを務める「君は今までどこにいた?」が初披露された。
最後に、緊張の結果発表。全国の映画館、会場、審査員、ともに白組が紅組を上回り、初めてキャプテンを務めた指原の白組が勝利となった。
(C)AKS