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緒方純子〜北九州監禁連続殺人事件

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提供:週刊実話

 2002年3月、平和な家族と、彼らに関係する人物を監禁、拷問し、互いに殺し合いをさせ、遺体を損壊させるという日本犯罪史上まれに見る残忍な事件が明らかになった。主犯格の男(当時40歳)の手によって父を拷問死に追いやられた17歳の少女が、監禁先のマンションから祖父母宅へと逃げ込んだことにより事件が発覚したのである。

 事件は、男と内縁の妻、緒方純子(39歳)によって引き起こされたが、男の蛮行を長年にわたって受け入れ続けた純子の内面性に、世人の多くが注目した。

 同じ高校出身であった2人は、20歳を迎えた頃に再会。男はすでに妻子があったが、純子は男と肉体関係を続け、ついには肉体と精神の奴隷と化したのである。

 そこから、男による純子の実家の乗っ取りが行われた。男は純子の母親や妹と相次いで関係を持った上(母親と妹はのちに殺害)、彼女たちの夫や幼い子供、さらには共同事業を持ちかけた不動産会社の男性(34歳)までも監禁し、拷問の末に殺害。彼らによって用立てられた大金を、2人は奪い続けたのである。純子はその間、多くの犯行に関与し、殺害後の遺体損壊の実行役となっていた。

 2011年、最高裁は「首謀者による支配があった」として純子の1審の死刑を破棄し、2審の無期懲役を確定させた。

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