この日の役員会では、9・27日本武道館大会、10・3大阪府立体育会館大会の三沢さん追悼興行の総括と今後のノアの方針について話し合いがもたれた模様。丸藤副社長は「会社で変えていかなきゃいけないこと、それは、そこ(三沢さん)に頼ってちゃいけないよという部分の話し合いをしました」と明かした。
田上新体制でのカラー確立は、ノアにとって今後もっとも重要な課題となることは間違いない。「三沢光晴という名前は伝えてはいかなきゃいけない名前。でも、三沢光晴の名前を使って興行、言い方は悪いかもしれないけど、商売をするというのは最後になると思う」(丸藤副社長)と持論を展開。三沢色からの脱却を図り、勝負に出るという。
また、今年3月に負傷し、長期欠場を強いられている丸藤だが、年内復帰に向け「試合カンを取り戻すまできている」と着々と準備している。
「けがをしたり、ビックマッチでコスチュームを変えたりする選手がいるのを見て、「次どんなのでくるんだろう」というファン心理があった」と勝負服も新調して臨むという。リング内外での丸藤副社長の言動から目が離せそうにない。