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「K-1最強を証明するために避けて通れない壁」武尊が来年3月にラジャ王者と対戦!

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武尊

 立ち技格闘技イベントK-1は27日、都内のホテルで開かれた会見でK-1平成最後のビッグマッチ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜』(来年3月10日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の第1弾対戦カードを発表した。

 今大会の目玉となるのは『日本vs世界・7対7』。エース”武尊をはじめとする日本のK-1ファイター7名が、世界の強豪を相手に“K-1最強”を証明するべく試合する。K-1スーパーフェザー級王者の武尊は、現ラジャダムナンスタジアムフェザー級王者、ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーとのスペシャルワンマッチ(-59㎏契約)が決定した。

 ラジャダムナンスタジアムは、ルンピニースタジアムとともにムエタイの殿堂と言われており、スタジアムが認定するタイトルは世界最高峰という声が多い。ヨーキッサダーはムエタイの中でも層が厚いとされる軽量級のトップファイターとして活躍。先月、タイトルを獲得したばかりのチャンピオンだ。屈強な肉体と武骨に攻め続けるスタイルの持ち主。K-1が“立ち技最強”と言い続けている武尊にとっては、それを証明できる最高のカードと言ってもいいだろう。

 武尊は「僕は昔からK-1最強を証明したいとずっと言っていた。日本格闘技界にとってムエタイの殿堂、ラジャのチャンピオンに勝つというのは、永遠のテーマだと思います。そこを超えるというのは日本人格闘家として避けては通れないところ。必ずラジャのチャンピオンに勝ってK-1最強を証明したいと思います」と、思いをストレートに表現した。

 ヨーキッサダーの印象については「映像を見ましたが、スピード、パワー、テクニック、全部兼ね備えていて、プラス、フィジカルの強さを感じました。ラジャのチャンピオンになることは、そう簡単なことではない。(相手に)自信があることも感じています。でも僕もずっとK-1で戦ってきた自負もあるし、K-1の看板、全体を背負っている自負もある。K-1最強を証明するには、ここは避けては通れない壁だし、逆に言ったらここを超えたら、K-1最強を証明することができる。全力でぶつかるだけだと思ってます。絶対勝ちます」と力強く語った。

 対するヨーキッサダーは「今回はタイの代表として日本にやってくることになった。K-1のチャンピオンと戦って、チャンピオンとしてタイに帰りたいと思っている。武尊の試合ビデオを見たが、怖さというものは全く感じなかった」と自信たっぷり。現役ラジャ王者としてのプライドをのぞかせていた。

 タイ人のムエタイ戦士は試合中に表情を崩すことがなく、ダメージを負っても分かりづらいだけに、長期戦になる可能性も。2012年9月から連勝街道を走る武尊にとっては不利になる可能性もある。

 今年3月に新生K-1となってから初めてさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナに進出した際に「これがゴールじゃない」と話していた武尊だが、今回の試合も「僕はその先を見ている」とさらに大きな会場に進出するための布石にする考え。先日、長きに渡る“ラブコール”に対して、「僕は必ず実現させようと思っている」とひとつの答えを出しているだけに絶対に負けられない。

 K-1平成最後のビッグマッチは武尊にとって、2019年から2020年に向けた重要な試合となるだろう。

 このほか、K-1スーパーバンタム級の武居由樹対アレックス・リーバス(スペイン)、K-1ウェルター級の野杁正明対ジョーダン・ピケオー(オランダ)も発表されている。

取材・文 / どら増田
写真 / 萩原孝弘

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