さてさて、今週はいよいよ今年の3歳馬ダート王決定戦「第14回ジャパンダートダービー(JpnI)」が大井競馬場で行われます。全国各地から集まった精鋭11頭の中から頂点に立つのはどの馬か。その答えは下記にあり。
今世代ダートチャンピオンに輝くのはこの馬◎(10)オースミイチバンです。前走のユニコーンSでは、今回有力の1頭ストローハットに敗れはしましたが、本馬は出遅れて終始後方からの競馬となり、直線に入るとメンバー中最速タイの上がりを使い0.3差の2着まで追い上げました。本来は先行抜け出しのパターンが勝ちパターンなだけに、前走の負けは今回のマイナス点とはならないでしょう。むしろ後方からの競馬が出来たことで、脚質に幅が出たとプラスに考えられます。今回は是が非でも行きたい馬がおらず、ペースは落ち着くと見られ、得意の先行出し抜けが出来れば勝利を手にするのは本馬です。
対抗には前走で◎を破った○(9)ストローハットです。3走前までは芝を使われており、そこで対戦した馬は後のダービー馬やダービー2着馬、皐月賞馬とレベルが高く、その中で好走した実力の持ち主。2走前からダート路線に矛先を向けると、危なげない走りで連勝し、一気にダート路線のトップクラスに入りました。本馬の馬体を見ると、やや距離に不安を感じさせますが、同じ父を持つ名馬カネヒキリにシルエットが似ており、ここはこなせる範囲ではないでしょうか。
▲はまくり戦法が不気味な(11)ハタノヴァンクールです。ダートで負け知らず、OP連勝中の本馬は、ダート全4走中3走がまくりの競馬。末脚に不発はなく、どこからでも確実に脚を使える強みがあります。少し胴長の馬体から、2000mという距離も上記2頭より適性がありそうです。調教では力強い動きを見せており、調子は上向いています。
△は未知なる魅力を秘める(7)トリップです。本馬はこれまで芝のレースばかり使われてきましたが、母はダート重賞クイーン賞を制したビーポジティブで、父がクロフネ。血統からは芝よりも断然ダート向き。芝ではありますが、弥生賞2着や日本ダービー7着と競走能力も高いです。初ものづくしで不安はありますが、一発の可能性を秘めています。△もう一頭は、地方の総大将(6)プレティオラスです。本馬は羽田盃の頃から急激に力を付けてきており、前走の東京ダービーでは目の覚めるような末脚を繰り出し見事優勝。今回は中央の強力なメンバーを相手にしますが、堅実な末脚で上位に食い込んでくるでしょう。以上5頭で勝負です。
◎(10)オースミイチバン
○(9)ストローハット
▲(11)ハタノヴァンクール
△(7)トリップ
△(6)プレティオラス
買い目
【馬単】6点
(10)→(9)(11)(7)
(9)→(10)(11)(7)
【3連単】12点
(10)(9)→(10)(9)(11)→(10)(9)(11)(7)(6)
※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリーに。