さてさて、今週は「第35回帝王賞(JpnI)」が大井競馬場で行われます。昨年は勝ったスマートファルコンが2着エスポワールシチーに9馬身もの圧倒的な差を付けました。今年はそのスマートファルコンが不在の為混戦模様ですが、三強の争いと見ています。今回は新御三家に擬えてみたいと思います。
大井の夜空に金の稲妻が走る◎(7)ゴルトブリッツです。当該競走は5歳馬の成績が良く、本馬はその5歳馬です。近2走は力の違いを見せ付ける強さで、逃げて も差しても競馬が出来る強みがあります。2走前の仁川Sにおいて、Sペースではあったものの、道中逃げて上がり3ハロン35.4秒の脚を使い、後続を完封した内容は強いの一言。そんな本馬ですが、若駒の頃は体質が弱かった為、なかなか順調に調整ができませんでした。しかし、大事に育てられ体質が強化されると、稲妻の如く物凄い勢いでトップグループの仲間入りを果たしました。新御三家・郷ひろみも幼少期は体質が弱く、何度となく病にかかっていたそうです。体質が強くなり芸能界デビューすると、美少年だったこともあり、たちまちトップアイドルの座に上り詰めました。二人?は境遇が似てますよね(笑)郷ひろみのように、ゴルトブリッツは今後息の長い活躍が出来るのではないでしょうか。
対抗は野口五郎のような大人びた競馬をする○(2)ランフォルセです。本馬はデビューから安定した戦績を残しています。近走距離を延ばしてからはより安定感が増し、1900m以上のレースになると、連対率100%を誇っています。特出すべきは3走前の川崎記念です。負かした相手には地方の勇・フリオーソがいました。こちらはスパッと切れる脚を持っているわけではありませんが、じわじわと持続力のある末脚が魅力です。前走こそ1600m戦で距離が足りなかった印象ですか、今回は2000m戦。先行出来れば◎を脅かす存在と言えるでしょう。
単穴には熱い男・西城秀樹な▲(8)テスタマッタです。YOUNG MANやギャランドゥのように熱く燃え上がるような男らしいイメージの西城秀樹と同じく、本馬も気性が激しく、それが勝負根性へ繋がれば、フェブラリーSの時のような素晴らしい末脚が繰り出されることでしょう。大井競馬場も経験しており、複勝率100%です。昨年の東京大賞典では、ハイペースの中2番手を追走し3着となりました。本馬は中央競馬の浅いダートよりも、地方の深いダートの方がより適性があると見ました。今回は一週間前の状態がやや重め残りの印象を受けたので、上記2頭より少し評価を下げました。
以上3頭で勝負です。
◎(7)ゴルトブリッツ
○(2)ランフォルセ
▲(8)テスタマッタ
買い目
【馬単】6点
(7)(2)(8)BOX
【3連単】2点
(7)→(2)(8)→(2)(8)
※出馬表などのデ ータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
〈プロフィール〉
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河の生産牧場を経て在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリーに。