2008年から始まり4回目を迎えた同アワード、2011年は、仕事と育児を両立させる姿が支持を集めている大沢、無精子症と診断されながらも長女と双子を授かったユカイ、尾木ママ流子育てが話題の尾木氏、人気子役の鈴木福くん(学業のため授賞式にはビデオレターで登場)が受賞した。
「こんなすてきな賞をいただいて、ありがとうございます」とよろこびを語るのは尾木氏。「“尾木ママ”と言われてよろこんで、ちょぴちょぴしている間に、このような賞をいただいてしまったら、ほんとうの“尾木ママ”になっちゃったなーと思って、これから暮れと来年へ向けて本気で楽しもうと思っています」とよろこびを語った。「子育てに悩んでいる人がほんとうに多くて、少しでも、自分の専門性が生かせればいいなと思います」と抱負を語った。
トークショーに移ると、「休みが一日も取れない感じになった」と今年を振り返った尾木氏。「“尾木ママ”というのは、初め冗談のつもりだったんですよ。さんまさんと。それがほんとうになっちゃって」と告げるも、大沢が家庭で実践していることとして、「何かあるたびに、ぎゅっと抱きしめてあげています」と口にすると、「大沢さんは『自分も抱きしめられたからと言いましたけど、そこが大切』」と指摘し、教育者、研究者の立場から、“基本的信頼”の大切さなどを解説した。
また、ダイアモンド・ユカイによると、男はいつでも子どもなんかできるとタカをくくりがちだが、100人に一人が無精子症という。パートナーと協力して不妊治療を行い、「戦って授かった子どもなので、目の中に入れても、鼻の中に入れても、耳の中に入れても痛くない」と子煩悩ぶりを披露。しかし、司会者から「すばらしいイクメン」と賞賛されると、「来年、フィフティなんで。“イクじい”と呼んでください」と笑いを誘った。
また、家庭を質問された大沢は、夫でタレントの劇団ひとりを、パパとしては「100点」と評価。劇団ひとりは忙しくて家にいる時間はほとんどないというが、「家にいるときは、パソコンで変なサイトを見ているか、子育てしてるかです」と夫の趣味(?)を紹介。2人目の子どもは? には、「コウノトリさんしだいなんですけど、欲しいです。もちろん」と笑顔を見せた。(竹内みちまろ)