「ガチで霊現象が起きる、という噂が多いのは、<雫石・慰霊の森>ではないですか。飛行機墜落事故の跡地であり、162人の霊がさまよい続けている、と言われています。探訪して、背筋が凍りつくような恐怖に襲われない心霊マニアはいない」(心霊マニア氏)
その場所は、岩手県の雫石町。慰霊堂があり、犠牲者の方々の位牌が安置されているが、その無念は続いているのかもしれない。そんな最凶スポットについて、関係者は他にこんな心霊スポットを挙げるのだ。
「供養をしたからといって、霊がその怒りを収めるとは限りません。映画【湯殿山麓呪い村】などでも知られる、有名な出羽三山のうち、羽黒山の山中への2500段の階段を上った先にある、<9万本の卒塔婆>などは、怖いスポットです」(怪談ライター)
どういうことか。「この卒塔婆の中には、『○○家先祖に首を切られた一同の霊』、『△△家先祖が殺害した修験者他拾三名の霊』、『八ッ裂きにされて半殺しのまま死んだ先祖××の介の霊』『銭金の亡者と化した先祖の霊』…などと書かれたものがあり、このように“おがみや”と呼ばれる東北地方の霊能者や口寄せの者によって供養された霊の卒塔婆、が混じっているのです。さらに付近には赤子の服を着せられた水子地蔵数百体の山がある。これほどの結界は他にはないものですし、個人差はあるでしょうが、多くの訪問者が霊を見たり、不可解な体調の変化、つまり体が重くなるなどの霊体験をしています」(同)
ついて、氏はこんな情報を付け加える。「湯殿山麓には、修験者の即身仏のミイラもあります。即身仏は他に…新潟県T町の即身仏や、長野県のA町の即身仏なども有名ですが、こういったスポットでは、生きたまま仏になった行者の苦悩の声を必ずや霊能者は聞く、とも言われています。もちろん即身仏のある地域では、強い霊を鎮める供養を永遠にし続けなければなりませんし」(同)
これらの場所は、いわれや来歴が不明の心霊スポットに比べても、強い霊力のあるスポットのようである。訪問時、体が動きにくくなった人の中には、普段あんまり動かないから血圧が上がっただけ、なんて人もいるのかもしれない。
が、いずれにせよ、ご訪問は自己責任で…。