SDN48のキャプテンである野呂佳代はAKBの2期生。AKBの中ではバラエティ担当として活躍、M-1グランプリにも出場した経験も。結果は2回戦敗退だった。ちなみに、AKBのオーディションでは年齢、体重、靴のサイズを詐称。本人いわく、「誰が呼んだんだこいつを…」という空気になったとか。しかし、総合プロデューサーの秋元康は、「おもしろい!」といって合格したとか。
人気投票でSDN48で1位に輝いた大堀恵も元AKBメンバー。当時、AKBの中でも最年長であった大堀はあまり活躍する場に恵まれなかったものの、AKBメンバーとして初のソロデュー。1か月で1万枚を売り上げないと強制卒業というテレビ番組の企画であった。この発売イベントでは握手会を超えた『ハグ会』を開催。アイドルとしては、捨て身のピーアールで見事に1万枚を売り上げた。
浦野一美は第一期生としてAKBメンバーとなるも、渡辺麻友や柏木由紀が加入した三期生がチームBを結成する際に人数不足からチームBに移籍。チームBの教育係として、手洗いから食事の仕方まで指南したという。また、佐藤由加理もAKBの一期生からSDNへ移籍したメンバー。佐藤はメンバーからの人気が高く、高橋みなみや指原莉乃がもっとも好きなメンバーとして名前を挙げている。
SDN48はAKBから比べると、人気、知名度ともにまだまだのグループ。東京競馬場でAKBがイベントを開催した時は、握手会の消毒係をつとめるなど、テレビ番組ではネタにしているものの、辛い経験を味わっている。しかし、関係者からは、「AKB卒業後、ピンで活躍を続けられるメンバーはごく一部。しかし、卒業生がSDNでも活躍できるようになれば、そのまま人気が継続され、AKBグループも安泰。そのためにはAKBのメンバーが“いずれはSDNに入ってみたい!”と思わせられるような人気が必要」との声もあるという。
(写真はAKB在籍時の野呂佳代=左=と大堀恵)