大学時代に事故に遭い、車いす生活となった主人公・樹(松坂桃李)と、高校時代に樹に恋をしており、大人になってから再会したヒロイン・つぐみ(山本美月)のラブストーリーが描かれている本作。第3話では、2人が交際を始めるも、つぐみの父・元久(松重豊)から反対されてしまう。また、ヘルパーの葵(中村ゆり)はつぐみに樹と付き合う覚悟ができているのか詰め寄り――、という展開が描かれた。
「視聴率は伸び悩んでいますが、実は本作、ネットからの人気が高く、放送後には毎回多くの好意的な感想が集まっています。称賛を集めている理由の一つが、障がい者の生活やリアルな悩みを丁寧に描いているという点。第3話では、『帰らなきゃだめ?』と樹を抱きしめるつぐみに、『無理なんだ、これ以上は。ごめん』と樹が“不能”を告白するシーンも。性生活事情にまで踏み込んだということで、『避けずに描いたのはすごい』『ふたりともいい年だし、夜の生活も大事になるもんね…』『性欲問題も描くのか…。本当に良作』という声も集まりました」(ドラマライター)
また、ストーリーのスパイスとなっている存在にも注目が集まっている。それが、中村ゆり演じるヘルパーの葵。
「当初からつぐみに対し、マウンティングのような行動が目立ってきた葵ですが、今話では、樹の過去の失恋を知っていると話したつぐみに、『あなたが何を知ってるっていうの!? 簡単に知ってるなんて言わないでほしい!』と怒るシーンも。また、事故直後に樹が入院していた際、当時看護師だった葵が病室で眠っている樹にキスをしていたという過去も明らかに。葵が樹に恋愛感情を抱いていることが発覚したが、これに対しては『セクハラだよね』『美人だから画として成立しているけど性質悪い』という批判の声が殺到。いまや葵はすっかり悪役。視聴者の間の共通の敵となっているようです」(同)
回を重ねるにつれ好評を集めている本作。今後の展開にも期待したい。