アメリカで大ヒットしたドラマ『SUITS/スーツ』をリメイクした本作。敏腕弁護士・甲斐正午(織田裕二)が、見た文章などを完全に記憶するという能力を秘めた青年・鈴木大貴(中島裕翔)を「鈴木大輔」という名前で弁護士に仕立て上げ、事務所に持ち込まれる難題を解決していくというストーリーが描かれている。
第4話では、甲斐が薬害の訴訟を起こされた製薬ベンチャーの弁護に携わる一方で、大輔は同じ法律事務所の蟹江(小手伸也)から任されたボランティア案件として、支払い催告を無視して家賃を滞納し、オーナーから訴えられた女性の弁護に挑戦するというストーリーが描かれた。
実は、甲斐の関わった製薬ベンチャーの代表・辛島(小市慢太郎)は、甲斐らが所属する弁護士事務所の所長兼代表弁護士・チカ(鈴木保奈美)の元夫だったことが途中で判明。それでも最終的にふたつの案件は上手くいったのだが、ラストでは甲斐が屋上に上がると、チカが黄昏ており、2人きりでしんみりと話すというシーンが放送された。
しかし、このシーンについて視聴者からは、「この場所ってまさか『東京ラブストーリー』と同じじゃない?」「うわー、懐かしい。オマージュかな?」「屋上のこの2人ってカンチとリカを思わせる!興奮した!」という声が噴出。91年に放送された大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)との類似点を指摘する声が多く聞かれていた。
「『東京ラブストーリー』では、完治(織田裕二)とリカ(鈴木保奈美)は屋上で何度も語り合い、最終回ではリカがチカと同じように屋上で黄昏るというシーンもありました。本作は、『東京ラブストーリー』以来はじめて織田裕二と鈴木保奈美が共演したことでも話題になった上、フジテレビは『SUITS/スーツ』の放送に合わせて、昼の再放送枠で『東京ラブストーリー』を放送するほどの気合の入れよう。視聴者の指摘する“オマージュ”というのはあながち間違いではないかも知れません」(ドラマライター)
ますます注目度も高くなる『SUITS/スーツ』。今後のストーリー展開も楽しみにしたい。