第6話では、腹部を強打した女児が搬送され、CTを見た杏(本田翼)が脾臓の出血を確認し、治療のため傷痕が目立たないIVR(画像下治療)を提案するが、上司の鏑木(浅野和之)は一蹴。杏は医師としての実力不足を痛感するが、その後、鏑木の不在時にロビーで大腸がんの患者が急に倒れ――というストーリーが展開された。
「前話は、病院内で主人公の唯織(窪田正孝)が推理し始め、『刑事モノかよ』『放射線技師の話である必要ない』などの不満の声が集まっていた本作ですが、今話では、手術シーンもあり、医療ドラマとしての見応えも充分。視聴者からも『緊迫感もあって今までで一番面白かった』『やっと医療ドラマっぽくなってよかった』といった声が聞かれました」(ドラマライター)
本作を巡っては、これまで本田の演技力不足がたびたび指摘されていたが、今回はその指摘を上回るほど評価された点があったという。
「視聴者から絶賛されているのは主演の窪田の演技力です。今話では、ある小説の表現をヒントにした唯織が、大腸がん患者の出血をIVRで処置している杏に本当の出血箇所を指摘。『多くの人々が金閣寺の壮麗さ目を奪われ、その参道の脇にある陸舟の松を見過ごしてしまうように、大腸がんという大きなファクトに囚われて本当の原因が見えていなかったんです』と、専門用語を交えながら話すシーンがありました。これについてネットからは、『小説から正解を発見して診断指示を出す窪田唯織のセリフ回しが見事で、よくあのセリフを説得力つけて言えたなと思った』『小説の表現を解説しつつ、専門用語交じりのあの台詞を違和感なく言えるのすごい』『ワンコキャラと切れ者演技のギャップがすごすぎる。あんなパッと切り替えできる俳優なかなかいない』という声が殺到。あらためて演技力が高評価されています」(同)
果たして、このまま窪田の好演技で高視聴率をキープし続けることはできるだろうか――。