ひと足早く2014年1月5日、6日開催の中からピックアップ。2014年最初の中山デビューの注目馬は、1月6日(月)第5R芝1600m戦に出走予定のラリングクライ。馬名の由来は「スローガン、かけ声」。牡、黒鹿毛、2011年3月26日生。美浦・堀宣行厩舎。父ハーツクライ、母エグジジェ、母父Capote。生産は安平町・追分ファーム、馬主は社台レースホース。クラブ法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額3000万円。母はダート短距離で3勝を挙げた快速馬。これまで母の産駒は5頭いるが3頭は勝ち上がっており、中でも出世頭は芝短距離で2勝を挙げているピーエムへクター(父デュランダル)。本馬は父ハーツクライに似たスラッとした胴長の馬体をしており、母は短距離馬であったがこちらは長い距離が良さそうだ。華奢に見えるほどスラッとした腹周りをしているが、付くべき所に筋肉は付いており上質。脚も地面に向かってスっと伸びており、繋ぎのクッションも手伝ってしっかりと地面を捕らえ、パワーロスを最小限に抑えてくれるだろう。ストライドが大きく、ダイナミックな走りに注目。なお、鞍上には石橋脩騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、1月5日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のアドマイヤメテオ。馬名の由来は「冠名+流星」。牡、青鹿毛、2011年2月1日生。栗東・橋田満厩舎。父キングカメハメハ、母ジェダイト、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は近藤利一氏。2011年セレクトセール0歳市場において8820万円で落札された。近親には1999年TCK女王盃(GIII)を勝ったケープリズバーン(父Bering)や、2013年毎日杯(GIII)をキズナの2着したガイヤースヴェルト(父ダイワメジャー)がいる。本馬はバランスの取れたグッドルッキングホース。筋肉質過ぎず脚長で、芝で走るキングカメハメハ産駒の特徴が出ている。繋ぎにはほどよい柔軟性があり、上腕筋の逞しさも手伝って踏み込みに力強さがある。頸を使った重心の低い走りでキレのある脚を使うだろう。なお、鞍上には福永祐一騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。