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君も恐竜の生き残りやUMAを捕まえよう!? ユタ州で発行された「恐竜狩猟許可証」

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画像はイメージです。

 未確認生物の代表格と言えば、イギリスはネス湖のネッシーだろう。その姿が既に絶滅してしまったプレシオサウルスに似ていることから、古代生物の生き残りではないかと言われていた。他にも恐竜や古代生物に似ているとされる未確認生物は多い。コンゴのテレ湖に住むとされるモケーレ・ムベンベはアパトサウルスに似ているとされていたし、コンガマトーやオリティアオ等はプテラノドンに、またイエティを初めとする獣人UMAもギガントピテクス等の猿人ではないかと考えられていた。未確認生物の正体が絶滅してしまった古代生物か、はたまた新種の生物かは解らないが、生きている化石とされ古代から姿が全く変わっていないシーラカンスなどの事例もあるように、どこかでひっそりと生きているかも知れない…とは、昔から多くの人が考えてきた事でもある。

 そこで、実際に未確認生物こと恐竜の生き残りを発見した場合は、狩猟してもよいとする許可証を発行する地域まで現れた。

 こちらの写真は1951年、アメリカのユタ州ヴァーナルにて発行された公式の「恐竜狩猟許可証」である。

 同地域には、月の明るい夜に恐竜のような巨大生物が人の居ない山や荒野を歩き回っている、という話が昔から残っていたため、観光客向けの企画として発行されたもの。

 それによれば、この許可証を所有している人物は指定のエリアで恐竜を発見した場合、狩猟や追跡、撃退する権利が与えられるという。また、狩猟できるのは以下の恐竜に限るともされていた。

A.ティラノサウルス(成長した牡個体1頭限り)
B.ディプロドクス(5000ポンド以上に成長した個体1頭限り)
C.ステゴサウルス(牡のみ、2頭まで)
D.プテロダクティルス(4匹まで、若い個体は除く)

 さて、ユタ州は昔から恐竜化石が発掘される場所として有名であった。そのため、この「狩猟許可証」もあくまで観光客向けのネタでしかなかったようだ。実際、名前の挙げられている恐竜も、北米大陸で化石が発見されたものを列挙しているだけにすぎない。しかし、ネタとしても好評だったようで、狩猟許可証はその後も何年か発行され続けていたようだ。

 なお、残念ながら実際に生きた恐竜が捕獲されたという話はない。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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