プロレスラーの杉浦と対戦。1Rから積極的にタックルを仕掛けたが、レスリング出身の杉浦には通じず。ことごとくタックルを切られてペースを握れなかった。それでもスタンドのパンチでグラつかせると、得意のグラウンドに持ち込みマウントポジションを奪取。だが、1度は腕十字を極めかけながらも、タップを奪うには至らなかった。
2Rではややスタミナが切れたのか劣勢に立たされた。タックルを潰され、フロントチョークの態勢からひざ蹴り叩き込まれる場面もあった。
3Rには息が上がり始めたが、残り1分でスタンドの打ち合いに来た杉浦の顔面にカウンターでひざ蹴りを叩き込んだ。そのままパンチの連打とひざ蹴りで杉浦の顔面を切り裂き、レフェリーストップで勝利を飾った。
試合後は「すばらしい経験だった。デビュー戦で焦りもあった。でもボクのパンチは良かったんじゃないか。もっと落ち着いて試合を運べるはず。次はグラウンドのテクニックを見せたい」とさらなる飛躍を誓った。
一方、敗れた杉浦は「内側2針、外側8針」を縫う裂傷を負った。「1、2Rをしのいで3Rで打撃勝負のプラン通りだったが、思ったより前に出られず打撃をもらっちゃった」と苦笑い。今後の総合挑戦には「楽しかったけど、もういいんじゃないかな。プロレスを頑張りたい」と語った。