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全日本プロレス 健介“幻の技”投入予告

 全日本プロレス冬の風物詩「2007世界最強タッグ決定リーグ戦」が23日、東京・後楽園ホールで開幕。三冠王者・佐々木健介は“デンジャラスK”川田利明と組み、西村修&渕正信と対戦するも時間切れドロー。勝ち点2を取り損なった健介は「全勝していくにはストラングルホールドZ(ゼータ)を出す可能性もある」と“幻の技”投入を予告した。
 最強タッグ制覇に向け、大本命がスタートでよもやの急ブレーキ。
 川田とタッグを結成し、渕&西村と対戦した健介。序盤から一気に攻勢に出る。ヘッドロックで渕を締め上げ、逆水平を連発。さらにパートナー川田の蹴撃もあり、虫の息の渕から勝利を奪うのは時間の問題だった。ところが、うまくタッチなどで交わされ、そのまま時間切れ。勝ち点を1しか獲得できなかった。

 試合後、健介は「気持ちを切り替えて。最後1点差で決勝進出を逃したりもあるから、全勝狙っていくしかない」と気持ちも新た。「そのためにはストラングルホールドZを出す可能性ももちろんある」と幻の技の解禁をほのめかした。
 ストラングルホールドZといえば、キングバスターとともに、8・26両国大会の三冠戦に向けて開発した“秘密兵器”。しかし、公開練習で披露されたのみで、実戦では一度も使用していない“幻の技”だ。さらに「キングバスターを繰り出して川田さんから防衛できたし、もうひとつの技でも勲章がほしい」と力強く優勝宣言を放った。
 開幕戦で波に乗ることはできなかった健介だが、幻の技を投入することでガラリと流れを変えることができるか。

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