『JC・JK流行語大賞』は、女子中高生のトレンドリサーチを行う“JCJK調査隊”のメンバーによって「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の各部門に分けて選考されている。昨年度は、「ヒト部門」で日本人メンバーも在籍している韓国の女性アイドルグループ「TWICE」が1位、「コトバ部門」では「○○み」が1位だった。
今年上半期の「ヒト部門」は、先日最終回を迎えたばかりのテレビドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)に出演した女優の「今田美桜」が1位に輝いている。同ドラマで披露していたリボンを使ったヘアアレンジが話題となり、真似をする女子高生が後を絶たなかったという。
2位は、2013年6月にデビューした韓国のヒップホップグループ「BTS(防弾少年団)」。メンバー同士の仲が良く、イケメンたちのキレのあるダンスに定評がある。3位はジャニーズの新星「King & Prince」、4位には韓国のガールズグループ「BLACKPINK」がランクイン。5位には、数年前に6秒動画アプリ「Vine」で人気を博した「けみお」が選ばれた。今もなお、女子中高生から支持されているようだ。
「コトバ部門」の1位「あげみざわ」は、けみおがYouTubeに投稿した動画から来ている。気分の高まりを意味する「あげ」が「あげみ」に変わり、最新型として「あげみざわ」に進化したもの。「テスト終わった〜あげみざわ〜」といった要領で使用するようだ。また、3位の「ないたー」も、けみお発信の言葉。悲しいのではなく感情の高ぶるさまを表現している。
2位も1位と同様に進化した言葉「あざまる水産」。「ありがとうございます→あざっす→あざす→あざまる→あざまる水産」と変化していったようだ。4位は千鳥・ノブの「クセがスゴい」、5位に動画ソーシャルアプリ「Tik Tok」で使用され大ブームになったFxxking Rabbits(ファッキングラビッツ)の曲『イイ波のってん☆NIGHT』から「いい波のってんね」が選ばれた。
ネット上では「ついていけない」「全然わからん」「ジェネレーションギャップだ」といった意見も多い中、「なんで水産なのか気になる」「若ぶって使っていくか」などと興味を示す声、反対に「知る必要なし」と、あくまで別の世代の言葉だと割り切るような声も見られた。
また、「アプリ部門」ではスマホ向けバトルロイヤルゲームの「荒野行動」が1位に。以下、2位「Tik Tok」、3位「Peing-質問箱-」、4位「Netflix」、5位「IGTV」がランクイン。
「モノ部門」の1位は、韓国式アメリカンドッグとも呼ばれる「チーズドッグ」。以下、2位「Gong cha(ゴンチャ)」、3位「ストロベリーベリーマッチフラペチーノ(スターバックス コーヒー ジャパン)」、4位「オオカミくんには騙されない(AbemaTV)」、5位「ウエストポーチ」が選ばれている。
「コトバ部門」で1位と3位、「ヒト部門」で4位と2部門でランクインし、現在はアメリカ在住のけみお。今回の発表を受けて「言葉失いかけた」と、その驚きを自身のTwitterで投稿している。このツイートにファンからは、「おめでとう」といった祝福の声が続々と寄せられている。
今後、けみおは世代を超えて再度人気を獲得できるだろうか。2018年下半期の発表にも注目したい。
記事内の引用ツイートについて
けみおの公式twitterより https://twitter.com/mmkemio