そして、批判を覚悟のうえで「なかには、そんな簡単に出来るわけないだろうと反論する輩がいるだろう…その輩は何をやっても上手く行かない」と一刀両断。だが案の定、黒沢の発言は大炎上と化し、お笑い芸人のビートきよしが自身のX(旧ツイッター)で「それは違う普通で月50なんて無理だって俺でもわかります」と反論された。
黒沢のブログ炎上は、これが初めてではない。
2020年11月、黒沢は「テレビの朝のニュースワイドショー。」というタイトルで自身のブログを更新。はじめに「失礼…」と前置きしたうえで、「ゲストの女性芸人の方?タレント?異常にお太りになった、決して美しいとは言えず…見にくい物体を見せられるのは、愉快とは言えず…不愉快だ…」と、その日の朝のワイドショーに出演していた女性タレントの容姿に不快感を示し、「自己管理が出来ていない」と冷罵した。
さらに、「朝は一日の始まり…。爽やかな気持ちのいい、映像を提供して欲しい…。それがテレビの基本…。」と持論を述べ、「嫌なものを見た後は…。美しい…出雲の朝の山々に流れる霧の風景を観ながら…忘れる…としょう。気持ちの切り替えが出来た…」(原文ママ)と締めた。
この発言にネットは即座に反応し、「善悪付かないあなたこそ、自己管理が出来てない」「ほぼ名指しと同様。『見にくい物体』という表現は侮辱である」「目上のふくよかな人に同じようなこと言えるの、バカにし過ぎ」などと批判が続出した。
「黒沢は2020年7月にも、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太をブログで批判して騒動になりました。発端は当時、梶原がレギュラーを務めていた関西テレビ『快傑えみちゃんねる』とABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』を2020年6月いっぱいで降板したのですが、両番組の司会である上沼と梶原の確執が一部で報じられており、これに黒沢がブログで『折角の芸人としての、立場のチャンスを逃したね』と梶原にやじを飛ばしたのです。この余計な一言が炎上を招き、話題となったのです」(芸能ライター)
それから黒沢は今年1月、自身のブログで翌日放送されるフジテレビ系の情報番組「ノンストップ!」に出演し、「今の世情、芸能界、人間問題…言いたい放題言ってやった!」と過激発言したことを予告した。しかし、「編集次第では大変面白くなるはずだが…プロデューサー次第で当たり障りないつまらない内容になる可能性もある…それがテレビ界なのだ!」と私見を述べ、その上で「僕は批判されようが、失う物は何も無い…批判するその輩は国民の100分の1以下…ほとんどの方々は拍手を送るはず」と力説していた。だが、実際のオンエアでは問題発言とやらは放送されず、結果的に闇に葬られたとされた。
冒頭の騒動を受け、黒沢は25日にブログを更新し、家計のために寝る間を惜しんで労働に明け暮れた10代を回顧。そのうえで、改めて「あれはやだ、これはキツイは、何をやっても問題外です」と追撃。最後に、「人間には色々な方がいらっしゃいます、色々な意見もあります、人それぞれ自由です」と騒動への終止符を打った。
便利な世の中となる一方、一昔前では考えられないネット犯罪が横行している。だが、ネット社会は昭和の大スターだろうが、容赦はない。発言は自由だが、“自己管理”も改めたほうが身のためだろう。