芸能ニュース 2023年04月03日 21時00分
たけしだけじゃない、『戦メリ』修復版舞台あいさつに登壇した意外な“生き証人”
音楽家の坂本龍一さんが、3月28日に71歳で死去していたことを所属事務所が2日、発表した。葬儀は家族葬で執り行ったという。 坂本さんは東京芸術大学大学院を経て、1978年に高橋幸宏さん(今年1月に死去)、細野晴臣とテクノユニット・YMOを結成。シンセサイザーを使った斬新な音楽が話題となり、海外でも活躍した。 そのため、「世界のサカモト」「教授」との異名を持ち、映画「戦場のメリークリスマス(戦メリ)」(83年)、「ラストエンペラー」(87年)では俳優としても活躍。音楽も手がけ、「ラストエンペラー」では88年の米アカデミー賞作曲賞を日本人として初受賞した。 >>元通りの選考に戻った? 日本アカデミー賞、「汚いことばっかやってる」たけしが過去に指摘も<< 14年に中咽頭がんを公表し、治療。その後、直腸などのがんを手術したことを発表、昨年6月には「ステージ4」と明かし、闘病を続けながら同12月にはピアノソロコンサートを全世界配信していた。事務所によると、「体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした」という。 坂本さんの死去を受け、「戦メリ」で共演したタレントのビートたけしは3日、各メディアに対してコメントを発表。 たけしは「ただただショックで残念で仕方がなく言葉もありません。『戦場のメリークリスマス』の大島渚監督が亡くなってデビッド・ボウイが亡くなって、坂本龍一さんが亡くなって仲間がみんないなくなってしまい、『戦場のメリークリスマス』は俺だけになってしまいました」と悼んだ。 だが、どうやら「戦メリ」の〝生き証人〟はたけしだけではなかったようだ。 お笑いコンビ・ツービートのたけしの相方・ビートきよしは、今年1月20日に行われた「戦場のメリークリスマス 4K修復版」舞台あいさつに出席。 その模様を報じた各メディアによると、兵隊役でオファーを受け、生放送で頭を丸めてラロトンガ島のロケに参加。しかし、1週間の滞在で、ほぼ雨続きで出番シーンが撮れず。 大島監督から「出番が1カットしか撮れないんだよ。それなら全然出ない方がいいんじゃない?その方がネタになるでしょ。ギャラはあげるから」と言われたそうで、「喜んで遊んで帰ってきましたよ」と明かしていた。 「きよしはデビッド・ボウイの生歌を聴いたことは明かしていたが、たけしについては一切触れなかったのだとか。今後、同映画のイベントに呼ばれた際、坂本さんとのやりとりがあったかどうかを明かしてほしいもの」(映画業界関係者) きよしには、今後も名作の現場のことを語り継いでほしいものだ。