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團十郎「写真週刊誌に撮られてしまう…」心配も、『信長の野望』位置ゲームに意欲!

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十三代目市川團十郎白猿

 歌舞伎役者の十三代目市川團十郎白猿が、24日に都内で行われた『信長の野望 出陣』完成発表会にゲストとして出席し、理想の戦国武将像について語った。

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 初代『信長の野望』は「父(十二代目市川團十郎)が大好きでずっとやっていまして、勧められて7歳くらいで始めたんですけど、登用が難しすぎて心が折れてしまいました」と幼少期の出会いを語った。積極的なイメージが信長と重なるが、「子どもの時に『泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス』が響いちゃったんですね。『なくしてしまうんだ、この人は』」と衝撃を受けたそう。「桶狭間でも、ちゃんと計算していながら、俺は計算なんかしてねえよと、わからないかのように振る舞う。男としてのロマンがかっこいいですよね」と憧れを語った。

 舞台やドラマで織田信長を演じてきた團十郎。「祖父である十一代目(市川團十郎)は信長に生きざまが似ていると思われたようで、大佛次郎先生が書き下ろして作られた演目が『若き日の信長』です。それが大きく当たって、父が継承し、私も受け継いで200回近く歌舞伎でやっています。ドラマでは10代で(元服前の)吉法師から、大河ドラマの『おんな城主 直虎』、團十郎の襲名記念で『桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長 覇王の誕生~』をフジテレビさんでやらせていただきました」と節目で向き合ってきた。長男の八代目市川新之助には、「信長役者としての教育をしたいなと。彼を見ているとゆったりした(徳川)家康の風情もあって、そういうところも兼ねながら、信長らしいエッジの効いた切れ味のあるところを伝えたい」と継承に意欲を見せた。

 シリーズ40周年記念の『信長の野望 出陣』は初の位置情報ゲームで、現実世界をプレイヤー自身が歩くことでゲームを進める。イベントでは、團十郎からゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏に質問も。史実では明智光秀に討たれた信長だが、ゲーム内では歴史上のifが実現する。「戻ってきた(羽柴)秀吉とやり合うとかもあるんですか?」と尋ねた團十郎は、「まだまだ本能寺で死ねないパターンですね。光秀を返り討ちにして『待っていたぞ、光秀』って言う方が面白い」と興味津々だった。

 約20年ぶりにゲームにハマっており、「新之助がやるものですから。夜は、せがれとオンライン上で戦いに出て一緒に組んでやっています」と報告。全国を飛び回る移動手段は「新幹線か飛行機か車」だが、位置情報ゲームの『信長の野望 出陣』は車移動もカウントされるため、「じゃあ車で。ゲームのために歩くという行動を取ると、写真週刊誌に撮られて、歩きスマホと言われてしまうんで」と自虐ネタで笑わせた。

(取材・文:石河コウヘイ)

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