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サンコン「日本人も自分の国を守って」アフリカの現状に警鐘「民主主義は嘘」

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オスマン・サンコン

 タレントで駐日ギニア共和国大使館顧問のオスマン・サンコンが18日、アップリンク吉祥寺で上映されたドキュメンタリー映画『プレジデント』(カミラ・ニールセン監督)の上映後にトークショーを行った。

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 本作は、独裁者ロバート・ムガベ大統領が2017年に軍事クーデターで辞任後、エメルソン・ムナンガグワが暫定大統領となったジンバブエ共和国で、クーデター翌年に開催された大統領選挙の様子を、野党連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通して記録したドキュメンタリー映画。同じく軍事政権下のギニア出身のサンコンは「日本人も自分の国を守って欲しい。日本で一番好きなところは義理と人情、持ちつ持たれつ、武士道の精神。日本に来て半世紀。僕は日本を愛しています。この素晴らしい国を愛してます」と呼びかけた。

 アフリカの現状については「最初、アフリカの国は独立する前、ほとんどヨーロッパの植民地にされていた。エチオピアだけされなかった。映画を観てなるほどな、こういうことだなって思ってもらえたら嬉しいです。日本とアフリカは距離が離れているからなかなか現状がわからないと思います。情報はヨーロッパを通して入って来るので正しくないものが多い」と話す。

 また、植民地時代の名残で今も欧米社会がアフリカで強い力を持っていると言い、「民主主義は嘘。独立しても(欧米諸国は自分の国に)帰らない。ヨーロッパが資源を取るために」ともコメント。「ギニアはフランスの植民地。英語は話せない。全部アーベーセーで始まるの。ジンバブエは英語。ベースからして全然違う。教えることはだいたい同じだけど、なぜかその国の歴史を教えない。それが一番大きいポイント」とも熱弁。

 貧しいアフリカでは、お金欲しさから欧米の戦争にアフリカ人が参加することも多いと言い、「僕のおじさんはジンバブエやベトナムに戦争に行かされた。違う国の戦争に行かされるんです。今はいなくなってしまいましたけど、そのおじさんの子どもを今、僕が面倒を見ているんです。いろんな国の戦闘員を違う国から集めるの。今、ロシアとかシリアとかも戦争をしていますけど、そこにも行かされると思いますよ。行くと給料が上がるの。何、考えているかなってずっと思っていた。戦争は良くない。どんな意味でも」と訴える。

 独裁政権についても警鐘を鳴らし、「選挙はオバマさんのように一回、二回大統領をしてさっと終わればいい。バイデンもそうするでしょう。その方がかっこいいと思います。サンコンの国も軍事政権。(現職が)ずっとやってる」とギニアの現状を紹介。

 サンコンは「ジンバブエも白人たちがずっと今のままにしたいと思ってる。地下資源がある限り出ていけないんです。ヨーロッパは地下資源がないんです。だからどこかから取っているんです。(日本人も)自分の守るものは守って、騙されないように。自分たちを守るようにして欲しい」と話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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