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左膝故障の巨人・丸、このまま退団もある? 今オフ長期契約終了、二軍落ちで復調も絶望的か

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 3日試合前時点でセ・リーグ4位(47勝45敗1分)に位置する巨人。6ゲーム差の首位阪神を追う中、プロ16年目・34歳の丸佳浩が故障離脱するアクシデントに見舞われた。

 今季の丸は開幕から外野レギュラーとして起用されるも、「.235・11本塁打・25打点」と打撃不振が続いたことから、7月18日に二軍降格に。ただ、再調整を経て同月28日に一軍復帰してからは、8月2日までの5試合で打率「.333」といった数字を残していた。

 ところが、3日・ヤクルト戦試合前、左膝違和感を理由に登録を抹消されたことを複数メディアが報道。ファンの間からは昇格後約1週間での再降格を惜しむ声はもちろん、場合によっては今後の立ち位置にも響くのではという見方も少なくない。

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 「丸は広島時代(2008-2018)の2013年~2018年にかけ700試合連続出場を記録していた中、2018年4月下旬に右ハムストリング筋挫傷を負ったことでプロ入り後初の故障抹消に。約1か月後の5月下旬に一軍に復帰しましたが、故障の影響もあってか、2010年の一軍入りから2017年までに130個(8シーズン)を記録していた盗塁数が、2018年から2022年にかけては41個(5シーズン)と激減しています。元々右足に古傷を抱える中、さらに左足まで痛めたとなると、攻守に大きな影響が出たとしても不思議ではないのでは」(野球ライター)

 丸は昨季まで主に外野・中堅レギュラーとして起用されていたが、今季は守備負担を考慮した原辰徳監督の意向もあり右翼起用が多くなっている。ただ、今回の故障の程度によっては、外野では最も守備負担が少ないとされる左翼をプロ3年目・20歳の秋広優人、来日2年目・31歳のウォーカーといった面々と争わなければいけない状況に陥ることも考えられる。

 3日試合前時点では、秋広は「.288・10本・34打点」、ウォーカーも「.275・6本・20打点」と、打率2割4分台の丸をしのぐ数字を残している。年齢面を含めても、丸が両名を差し置いてレギュラーに座ることはハードルが高いといえる。

 また、丸は2018年オフに巨人へFA移籍した際に結んだ5年契約が今季をもって終了。巨人では昨季まで4年連続で20本塁打をクリアするなど安定した打撃を見せ、2019、2020年のリーグ優勝にも大きく貢献した。

 ただ、仮に不振・故障に苦しんだまま今季を終えると、オフの契約更改では今季年俸4億5000万円(推定)からの大幅減俸は避けられない状況。また、チームの若返りなどを理由に序列を下げられる可能性も少なからずある上、最悪の場合は交渉決裂で退団に至る可能性もゼロではない。 

 打撃不振脱却の兆しを見せていた中、左膝故障により再び二軍に逆戻りとなった丸。左打者の丸にとって左足は軸足となる重要な箇所のため、勇気をもって治療・ケアの時間を長く確保することも一手となるが、この逆境を乗り越えられるのかどうかは要注目だ。

文 / 柴田雅人

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