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巨人・原監督、ドラ1浅野を「1番センター」に大抜擢? 打撃以上に守備面を評価か

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 スタメンデビューとなりそうだ。巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾の一軍昇格の第一報が飛び込んできたのは、7月5日夜。一軍メンバーはまだ中日との延長戦を終えていない時間帯だった。

 「試合が終わらないうちにこういう話が漏れ伝わってくるということは、事前に昇格が決まっていたんでしょう。浅野は6月30日、一軍の試合前練習に参加しています。ここで、原辰徳監督が浅野の打撃練習を見て判断したのではなく、30日は昇格を前提とした練習参加だったと見るべき」(プロ野球解説者)

 関係者によれば、浅野本人に「昇格」を伝えたのは6日午前。二軍担当のスタッフが朝食後に呼び出して激励もしたそうだが、注目はどんな“デビュー舞台”となるかだ。

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 大方の予想では「代打での途中出場」だが、スタメンデビューの可能性もある。

 「浅野のファームでの定位置は『1番・中堅』です。一軍昇格を本人に伝えた6日、午後から千葉ロッテとのファーム戦が行われましたが、この日も『1番・中堅』でした。一軍でレフトかライトを守らせる予定なら、そうさせていたはず」(前出・プロ野球解説者)

 一軍にも「1番・中堅」はいる。ブリンソンだ。MLBではセンター以外のポジションでも好守備を見せてきた。また、打順に関しても、こだわりはないだろう。だとすれば、1番の打順も、センターのポジションも浅野に明け渡したとしても影響はなさそうだが、こんな指摘も聞かれた。

 「試合前の打撃練習ですが、基本的にスタメン出場する選手が先にケージに入り、ベンチスタートとなる選手は最後の方になります。でも、『何球打ったら、次の選手に交代』という明確な規定がないんです。長く打つ選手もいれば、すぐに切り上げてしまう選手もいます。一軍経験の浅い若手は周囲に遠慮して、ケージでしっかり打ち込むことができないんですよ」(ベテラン記者)

 原監督が試合前練習に一度参加させた目的はこの辺にある。

 “新入り”だから、試合出場の準備以外でやらなければならないことも多い。先輩たちやチームスタッフへの挨拶、ボールの運搬、サインプレーの確認…。食事を取るタイミングも覚えなければならない。原監督は「打順、ポジション」を明確に伝えてやった方が浅野も出場準備に専念できるはずだ。

 前出の関係者がこう続ける。

 「浅野の昇格にゴーサインが出た理由の一つに『守備』があります。元々、守備範囲の広い選手でしたが、自身の頭上を越えていく打球の追い方が上手になりました」

 ファンが見たいのは豪快なバッティングだが、首脳陣は「守備面での成長」を楽しみにしているようだ。

 もっとも、7日のDeNAの予告先発は、今永昇太だ。日本球界を代表する好左腕が相手では、「1番・中堅」は荷が重すぎるのでは?

 「巨人の予告先発は戸郷翔征。ロースコアの展開も予想されますので、かえって代打などの途中出場の方が難しい。試合終盤の1点を争う場面で、代打を出す方がコワイ」(前出・プロ野球解説者)

 浅野はどんな一歩を踏み出すのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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