警察によると、事故が発生したのは4日夜。久慈市の住宅で85歳の女性が部屋に1人で座っていたところ、突然殺虫剤のスプレー缶が爆発した。音を聞いた63歳の息子が119番通報し、救急隊員が駆けつけたが全身にやけどをしており、搬送先の病院で5日に死亡した。
一体、なぜスプレー缶が爆発したのか。警察によると、スプレー缶の近くにファンヒーターが置かれていて、使用していたとのことで、この熱でスプレー缶が爆発した可能性が高いと見られている。
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なんとも痛ましく、悲しい事故にネットユーザーからは「この時期にファンヒーターを使っていたのか。本当に運が悪かった。今はただ冥福を祈りたい」「岩手の県北沿岸地方はこの時期でもやませの影響で寒さを感じるところがある。ファンヒーターを使っていても不思議ではない。まして高齢者だし」「洗濯物を乾かそうとした可能性もある」「いくら岩手でもファンヒーターは使わないと思う。いずれにしても怖い」「どこの家庭でも起こりうる事故だよね」と嘆きや驚きの声が上がる。
また、「スプレー缶は絶対に火気厳禁。徹底してほしい」「もう二度とこのような悲しい事故がないよう、スプレー缶火気厳禁を周知徹底してほしい」と指摘も出ていた。
おそらく亡くなった女性、そして家族も予想していなかったであろう今回の事故。女性の冥福を祈るとともに、同じような事故が起きないよう、注意してほしい。