同作で、主人公・万太郎(神木隆之介)の母ヒサを演じていた広末。すでにヒサは第1週で病死しているが、この回では、万太郎が寿恵子(浜辺美波)を連れて、幼い頃から親しんできた裏山へ。
そこに咲いていたのはバイカオウレン。寿恵子は「このお花、お母様がお好きだったんですよね?」と尋ねる。「うん」とうなずく万太郎に、寿恵子は続けて「優しいお母さまでした?」と聞く。
万太郎は懐かしそうに「そりゃもう、うんと、やさしい母さまじゃった」と振り返った。この後、広末演じるヒサの回想シーンがインサート。まだ幼い万太郎に「万太郎にはお父ちゃんはちゃんとついちゅう。見えんようになっただけで、万太郎のこと、ちゃんと守っちゅう」と亡き父親について語っていた。
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若くして亡くなったヒサが好きだったバイカオウレン。万太郎にとって想い出の花であり、植物の名前を知りたいと思った“原点”の花でもある。その花を、結婚相手・寿恵子と分かち合うという重要な場面だったため、回想シーンが差し込まれたようだ。ちなみに、時間にして約10秒だった。
こうして実現した広末の再出演だったが、ネットでは「例の気持ち悪いラブレターがチラついて」「早々に亡くなる役でNHKも助かった」といった声もあった一方、「バイカオウレンが出てきたらお母様を出さないわけにはいかないか」「出さないのは不自然だからちゃんと放送はしてくれてよかった」「広末本人とドラマのキャラクターは別」「NHK良くやった」という声も寄せられている。
ただし、この後の『あさイチ』での恒例の“朝ドラ受け”では、博多華丸・大吉、鈴木奈穂子アナウンサーともに、別のシーンに言及。広末には触れずに終わった。