両人とも不倫の事実は否定しているが、事態は思わぬ方向に動いており、一夜明けた6月8日には広末が出演していたキリンビールの商品「本麒麟」のCMが「商品の価値を伝える事ができない」とし、公開および放送が中止となった事が報道されている。
企業としては、商品イメージを守るためには、たとえ疑惑であっても出演タレントのスキャンダルは許されない、という考えの元での公開中止と思われるが、世代を超えて好感度が高く人気CMタレントでもある広末だけに、今後の動向については、各広告会社が経過を見守っている事だろう。
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さて、広末だが今回の「本麒麟」以前にも、物議を醸したCMがあった。
2006年、広末は日本コカ・コーラ社のペットボトル飲料「からだ巡茶」のCMに出演した。キャッチコピーは「広末涼子、浄化計画。」で、摂取したお茶が全身を周り、健康効果に繋がる事をイメージしたCMであった。劇中では、薄手の服を着た広末および大勢の女性達がヨガのようなポーズを取り、お茶を飲むという、ややセクシーなこのCMは大評判となった。
だが、同年7月頃からこの「広末涼子、浄化計画。」のCMは突然、放送中止に。7月29日には「気分浄々」とキャッチコピーを変更した上で、新しいCMがスタートする事になった。「広末涼子、浄化計画。」が使用できなくなった経緯には、東京都から「薬事法に抵触する恐れがある」との指摘があったとされる。
「浄化計画」には「老廃物除去」などのイメージが強く、「薬と間違えられる」と指導が入ったのだ。
日本コカ・コーラ社はすぐに対処し、キャッチコピーを変更したのだが、「広末涼子、浄化計画。」のインパクトがあまりに強すぎたためか、ネットでは「厳しすぎるのでは?」「さすがに薬とは間違えないよ」としばらく物議を醸した事があった。
なお、「からだ巡茶」はCMのクオリティが高かった事も幸いしてか、現在まで続くヒット商品になっている。
広末涼子の疑惑も、もし真実でないなら上手く「浄化」できるといいのだが……。