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マッチング相手に好意を抱いた女 別女性との「結婚」を知らされて激怒 男性の婚約者を殺害しようとして逮捕

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画像はイメージです

 好意を持っていた相手が自分の元からいなくなると知ったら、心中穏やかではいられない。海外では、その原因となった相手を殺害しようとして、逮捕されてしまった人がいる。

 アメリカ・テネシー州で、好意を抱いていた男性が結婚すると知り、男性の婚約者を殺害しようとした疑いで、警察が女を逮捕した。海外ニュースサイト『New York Post』『ABC News』などが6月4日までに報じた。

 報道によると、現在47の女は2020年に、とあるマッチングサイトを通じて男性A(年齢不明)と出会ったという。2人が利用したサイトは、恋愛・結婚相手のマッチングサービスを提供する、いわゆる婚活サイトだ。

 ​>>会費は100万円、マッチングサイトに「女性が5人だけだった」として男性が運営会社を訴える<<​​​

 2人の関係性について詳細は報じられていないが、頻繁にハイキングに出かけるなど、親密な間柄だったとみられる。出会ってから2年後の2022年秋ごろ、Aは別の女性(年齢不明、以下婚約者)と婚約した事実を女に告白。さらに、Aは、婚約者とアラバマ州に引っ越すと伝え、すぐに引っ越して行ったという。Aと婚約者の交際期間について詳細は不明だが、2年以上前から同棲していたとの情報もある。

 激怒した女は、Aと婚約者の住むアラバマの家を探し当て、突然家に押し掛けたそうだ。女はAと言い争いに。女は「崖から落ちて死ねばいい」など暴言を吐いて、Aの家を後にした模様だ。

 同年12月に女は、とある殺人依頼サイトで、Aの婚約者の殺害を依頼したそうだ。女はビットコインで140万円ほどを、サイト指定の口座に送金した。しかし、殺人依頼をしてから2か月たっても、殺人が実行される様子はなかった。2023年3月22日、女は同サイトの管理者に「まだ実行されない。遅れている理由は? 別のヒットマンが必要か」などと苦情メールを送ったという。

 苦情メールを受けて、仕事を引き受けたヒットマンは「リスクが高すぎる」などと理由を説明し、殺人のお断りメールを女に返信した。その後、ヒットマンとみられる人物が、国土安全保障局に「殺人のターゲットになっている人がいる。保護が必要だ」などと通報。警察の捜査が開始された。捜査関係者によると、女は偽名を使って同サイトを利用していたが、お金が振り込まれた口座名義から、女の身元が特定できたという。また、一部報道では同サイトがフェイクサイトだったとされている。

 2023年5月18日に警察は、嘱託殺人未遂の疑いで女を逮捕した。女の認否は不明だ。女の代理人弁護士もコメントを拒否している。有罪となれば、最長で禁固刑10年の可能性もあるという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「男なんて腐るほどいる。さっさと次に行けばよかった」「二股男に執着しても良いことない」「殺し屋を雇うような女と結婚はムリ」「悪いのは男だ。彼女がいるのに浮気。女はなぜかライバルの女を憎む」「このデジタル化時代に、闇サイトに送金したら、間違いなく逮捕される。バカか」「2年も付き合ったのに。女がかわいそう」といった声が上がった。

 結婚相手に選ばれなかった女に、同情の余地はあるが、怒りの矛先をライバルの女性に向けるのは間違いだろう。死者もけが人も出なかったのは、不幸中の幸いかもしれない。

記事内の引用について
Woman arrested for trying to hire hitman to kill wife of man she met on Match.com(New York Post)より 
https://nypost.com/2023/06/04/woman-arrested-for-hiring-hitman-to-kill-wife-of-man-she-met-on-match-com/
Tennessee woman allegedly paid to hire hitman to kill wife of her dating match(ABC News)より
https://abcnews.go.com/US/tennessee-woman-allegedly-paid-hire-hitman-kill-wife/story?id=99830209

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