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事情聴取長引く猿之助、誤算だらけだった? 容疑者役の映画公開はいまだ決まらず

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市川猿之助

 自宅で倒れていた、歌舞伎俳優の市川猿之助が緊急搬送され、両親が亡くなった事件で、猿之助は両親が自身が所持していた向精神薬を飲んで自殺した、と供述しているが、気になるその薬物をニュースサイト「文春オンライン」(文藝春秋)が報じている。

 同サイトによると、司法解剖の結果、検出された成分は「フルニトラゼパム」で、「サイレース」という商品名で知られ、非常に効果が強く、致死性も高いとあり、海外では持ち込みを禁止している国もあるのだとか。

 そんな睡眠薬を両親は10錠ほど飲んだようで、2人が意識を失った後、猿之助はビニール袋を顔に被せていったという。

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 「最初は一家心中で、3人とも自殺する意志を固めたと思われていたが、もはやすっかり流れが変わってしまった。警視庁は、両親の自殺行為を手助けしたとして、猿之助を自殺ほう助の疑いで逮捕する方針で捜査を進めているが、猿之助からしか事情聴取できず立証が難しいので、まだまだ時間が掛かるだろう」(全国紙社会部記者)

 猿之助は搬送された際、遺書のようなメモ書きを自身の付き人で俳優の石橋正高に残していたというが、猿之助は一命を取り留めたが、もし、亡くなっていても猿之助の願いは叶わなかったというのだ。

 「石橋は親族ではない第三者なので、第三者に遺産を相続する場合、きちんとした書式の書類を残さないと遺産相続は認められない。なので、遺産相続の権利は、親族である段四郎さんの兄で、市川中車(香川照之)の父である歌舞伎俳優の市川猿翁にしかない」(芸能記者)

 そして、猿之助が事件の容疑者となる総理大臣役で取調べを受けるシーンがある、映画「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」(6月16日公開)のことは全く頭になかったようだ。

 「猿之助の捜査の行方がどうなるか分からないので、予定されていた番宣がことごとく中止になっている。このままだと公開できるかどうかも微妙な状態」(映画業界関係者)

 公開までまだまだ時間があれば、代役を立てての撮り直しもできたのだが……。

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