亡くなったのは歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さんと母親の喜熨斗延子さん。2人は向精神薬中毒で亡くなった疑いがあり、搬送時、猿之助さんも薬物中毒の形跡があり、倒れる前に何らかの薬物を飲んだ疑いが持たれている。
猿之助は搬送された18日、警視庁に「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしていたことが明らかになっていた。
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「薬物が入っていたと思われる瓶など、容器は見つかっておらず、薬物の入手先も不明。現状では、猿之助が殺人、自殺ほう助、自殺教唆など複数の罪に問われる可能性があるが、猿之助の証言しかないため、事件の立証はかなり難しいはずで、警察も慎重に裏付けを進めることになるのでかなり時間がかかるだろう」(全国紙社会部記者)
猿之助の所属事務所・ケイファクトリーは23日、公式サイトで一部報道にあった猿之助のハラスメント疑惑に関して、《今まで猿之助に関わった複数のマネージャーに聞き取りをしましたところ、弊社管轄の現場において、そのような事実は現在出てきておりません》との発表。
また、同社の女性マネジャーらが、倒れている猿之助と両親を発見したとされる件については、《週刊誌の発売に合わせてマスコミ・報道関係者が自宅に訪れることが予想され、近隣住民皆様のご迷惑にならないよう、自宅~(公演に出演する)明治座間での移動に同行する予定でおりました》とした。
しかし、この発表は事件の真相解明にまったく役に立たないようだ。
「事務所はあくまでも窓口であって、猿之助の〝身内〟ではない。では、誰が真相を知っている可能性があるかというと、猿之助の付き人も務め猿之助が遺書を残していたという俳優の石橋正高。今回、猿之助が降板し代役を立てることになった明治座の舞台に出演している、父で俳優の石橋正次は一部の取材に息子と連絡が取れていないことを明かしていた。今後、正高も警察の事情聴取を受けるはずだけに、どこまで話すのかが注目される」(芸能記者)
その証言で猿之助が窮地に追い込まれる可能性もありそうだ。