第8回は、万太郎(小林優仁)は学問所の学頭である池田蘭光(寺脇康文)に改めて出会い、植物の不思議な生態について教えてもらうことに。話に引き込まれる万太郎は、初めて学ぶ楽しさを知り――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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第8回では、学問所に通ううちに学ぶ楽しさを覚えた万太郎が、番頭(小松利昌)が購入した高価な懐中時計に興味を抱くシーンが物議を醸している。
写本に夢中になっている万太郎だったが、借りた本を学問所に返してほしいと番頭を呼びつけた際、手にしていた懐中時計に目を付け、「貸して!」とおねだり。番頭は当初、「嫌です」と拒絶したものの、“当主”である万太郎の真剣な眼差しに負け、しぶしぶ懐中時計を貸すことに。
「壊さんとってくださいよ」と念押ししたものの、帰って来ると案の定、万太郎は懐中時計を分解し、部品一つ一つを模写。番頭はタキ(松坂慶子)に「ひどすぎませんか? あれは高かったがですき!」と泣きつくも、タキは万太郎の好奇心に夢中になり、「時計はまた買うたらえい」と言うだけだった。
このシーンに、ネット上からは「人の物勝手にぐちゃぐちゃにしたらだめってことはちゃんと教えないと…」「使用人の物は何してもいいって考えが透けて見えて嫌」「身勝手さに引いてしまう」「躾がなっていない」「わがまますぎる」という苦言が集まっていた。
「“当主”として大切に育てられたためか、万太郎のわがままさはかなり目立つように。今回も、そもそも自分の借りた本を返すために番頭を呼びつけており、自分の興味のあること以外に対しては全く配慮ができない様子がたびたび描かれています。気遣いよりも好奇心が先に立ち、今後才能を目覚めさせていくかもしれませんが、そのわがままさを嫌う視聴者は少なくないようです」(ドラマライター)
前作のように、嫌われ主人公にならなければいいが――。