第4回は、秋、今年も酒造りの季節がやって来たが、万太郎(森優理斗)は体が弱いため、近所の子どもたちと遊ぶことは許されない。そのことで竹雄(井上涼太)と喧嘩をした万太郎は、怒って酒蔵の中に入ってしまう。追いかけた姉の綾(太田結乃)も蔵に足を踏み入れるが、「おなごは蔵に入ってはいけない」と杜氏から厳しく言い渡され――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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第4回では、綾が入ったことで酒蔵は大騒ぎに。杜氏の寅松(嶋尾康史)からは「おなごが入ったせいで腐造を出したらどうするがぜ」「おなごは汚れちゅうがじゃ。入ったらいかん」と叱られた綾は、祖母のタキ(松坂慶子)からも夕食抜きを命じられる。
また、寅松の指示により、酒蔵にはお清めの酒が撒かれることに。桶の酒の様子を調べるため、てんやわんやになるという展開が描かれたが――。
この展開に対し、ネット上からは「ひどい」「時代とは言え これにはめまいと吐き気がした」「女性が汚れなんてことあるわけない!」「ムカつくな」「ひどい差別だな」といった批判が殺到している。
しかし、こうした批判に対する疑問も上がっているという。
「女性杜氏や女性蔵人も増えましたが、江戸時代以降の酒造りは女人禁制が常識。作中では『穢れ』がその理由として挙げられていますが、一説には江戸時代の家庭でよく作られていた糠漬けについている菌が酒造りに影響を及ぼすため、台所仕事を担当している女性を蔵に入れないようにしていたとも言われています」(芸能ライター)
科学的な根拠もあるため、ネット上からは「常在菌に影響しかねないから単なる女性差別ではない」「現代のような生理用品がなかった時代にそういったタブーが生まれたのは仕方ない」「ぬか漬けとか納豆とかから余計な菌持ち込む可能性あるよね」「経験則から生まれたタブーなんだろうな」といった声が集まっていた。
描かれているのは1860年代とは言え、賛否両論の集まる描写となっていたようだ。