人気の秘訣は、芸能人やアスリート選手だけではない、一般参加枠が設けられている点だ。『SASUKE』は体力や身体能力に自信があるなら、誰でも参加が可能であり、特に鉄工所社長の山田勝己氏は「SASUKEに人生を捧げた男」として番組を代表する人物となっている。
一般人が多く参加しているだけあって、『SASUKE』は視聴者の予想も出来ないハプニングに見舞われる事も多く、特に「伝説」となっているのが、2007年9月に放送された大会での出来事だ。
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この大会では、当時24歳の現役診療放射線技師の男性が出場。スタートと同時に、仕事着である白衣を脱ぎ捨てたのだが、なんとズボンが足に絡まって脱げなくなってしまったのだ。実況アナも「おーっと!抜けない!」「どうするこのまま行けるか!」と煽っていた。もちろん、『SASUKE』には時間制限もあるため、すぐに動き出さないといけない。そのため、男性はズボンが足に絡まったままスタート。当然、池に落ちてしまい、ここで脱落となってしまった。
ズボンが絡まっていたのは靴を履いていたからであり、落ち着いて靴を脱いでズボンを下ろせば何の問題もなくスタートできたのだが、男性は突然のハプニングに太刀打ちできなかったのだと思われる。
このハプニングは、現在も動画投稿サイトなどにアップされ続けており、『SASUKE』の歴史では最も有名なハプニングシーンと言えるかもしれない。