同番組では、4月から司会者が2人体制に変更。従来は男性アナウンサー1人だったが、新年度からは廣瀬智美アナウンサーと二宮直輝アナウンサーが交代で司会を務めることになった。
番組での歌唱スタイルもリニューアルした。これまでは感染症対策のため、ステージ上では出場者が一人ずつ登場して歌っていたが、今回の放送からは、ステージ上で出場者たちが待機し、全員で歌を盛り上げる以前のスタイルに変更。しかし、バンドによる生演奏は廃止し、カラオケ音源に移行した。
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ネット上では《これじゃただのカラオケ大会だ》《リズムに全然ついていけない高齢者がかわいそう》などの声も上がったのだが……。
「新年度迎えるにあたり、各番組の大幅な制作費の見直しが行われたようだ。『のど自慢』のような看板番組も例外ではなかったようで、バンドの廃止という一番目立つ経費削減につながった」(放送担当記者)
今年1月に発表された、NHKの2023年度の収支予算と事業計画によると、事業収入は前年比6.5%減の6440億円で、うち受信料収入は6240億円と前年の6700億円から460億円の大幅な減収を想定。
「今年9月からはこれまでの集金人制度が廃止になるので、受信料を支払わない人が増えるだろう。それを見越してか、4月からNHKは受信料を払わない人への割増金が受信料の2倍となる制度を導入したが、猛反発が起こることは必至。いずれにせよ、出る金を減らすのが先決で、大河ドラマや朝ドラマも徐々に制作費が減らされそう。両方ともとにかく役者の数が多いので、出演者を減らすだけでも大幅な経費削減になりそうだ」(同)
受信料収入減の余波で、これまで以上に役者陣にとって大河と朝ドラ出演は〝狭き門〟になりそうだ。