第125回は、2020年4月。貴司(赤楚衛二)がようやくパリから帰宅する。一方、舞(福原遥)はABIKILUの空飛ぶクルマ開発の詳細を多くの人に見てもらうため、紹介動画用の撮影を行い、ネット上にアップし――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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第125回では、本作きっての人気登場人物だった、ばんばこと祥子(高畑淳子)の扱いが「ひどすぎる」として、ネット上で物議を醸している。
五島で暮らしていたばんばだったが、2018年に脳梗塞に。左半身の痺れが治まらず、ちょうどめぐみ(永作博美)が会社を譲ることを考えていたため、「引継ぎが終わるまで」という約束で大阪で暮らすことになった。
しかし、2020年になっても大阪での同居は続き、コロナ禍に突入。外に出られない生活に、ばんばは独り言で「五島ん帰ってみんなに会いたか……」と漏らすまでに。これを聞いためぐみは、第124回でようやく社長職を章(葵揚)に譲る決意をし、「お母ちゃん、ばんばと五島行くわな」と舞に明かしていた。
その後、第125回では6年時間が飛び、2026年に。しかし、めぐみはなぜかIWAKURAの会長職に就いており、ようやくこの年に会社を去ることに。2020年には自分で立って歩いていたばんばは車椅子となっていたが、やっと五島に帰ることができたという展開が描かれた。
しかし、このばんばの扱いに、ネット上からは「6年放置はさすがにひどすぎる」「流石に引き継ぎ長すぎ」「6年待たせてる間に車椅子になってるし…」「めぐみ絶対最初の約束忘れてたでしょ」「あれから6年も…ばんば可哀想」「2023年の今、既に移動制限はないし6年も放置の理由もない」という声が集まっている。
「ばんばと言えば、幼少期から舞を見守り、自立を促し、自分の意見を言うことの大切さなどを教えてくれた人物。本作がどんなにバッシングされても、ばんばに対する批判は見受けられませんでした。それだけに、当初の約束を全く守ろうとせず、『みんなに会いたか……』という切ない呟きを受けても、6年間五島に帰ろうとしなかっためぐみに視聴者はドン引き。ばんばに多くの同情が集まっていました」(ドラマライター)
最終回直前に、また波紋を広げる展開となってしまったようだ。