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同事業は、携帯キャリア「X-mobile」を展開するエックスモバイルと提携して行われる。堀江氏は、携帯電話などの無線通信インフラを自社で持たずに、他社のインフラを借りて行うMVNO事業者として同ブランドを展開する。MVNOの可能性について問われ、「MVNOは日本であまり知られていない。IT リテラシーの高い方、一部の人だけが知っている」と嘆きつつ、可能性が無限大にある事業形態だと力説。
また、「携帯業界はかなり早い時期にインフラとサービスを切り離すということができるようになっていた。電力よりも早く行われていたんです。もっともっと早い段階で料金が安くなっても良かった」と述べ、低価格での携帯サービス実現に意欲。「今までMVNOは電話番号が持てず、大手から借りて販売していたんです。それが今は電話番号がMVNOでも持てるようになりました。その分、安くできると思います。通信の品質は国内トップクラス。ビルの谷間でも通じます。繋がりやすさは問題ないです」と、「HORIE MOBILE」のサービスにも自信を見せた。
さらに、「生活保護世帯に、『何にお金を使っているか?』と聞くと、だいたい通信料なんです。家族で3万円くらい払っているそうです。『料金プランを少し見直すだけで、家族5人で料金が数千円でとかにできますよ』って教えてあげたい」と述べ、格安航空のLCCと大手航空会社の関係などを例に挙げて、MVNOの利点を紹介。「大手のキャリアは店舗を減らす方向に進んでいて、田舎の方では少しずつドコモショップなどがなくなっている。そういうところにも『X-mobile』さんは積極的に店舗を出している。そういう場所でも広めていきたい」と意気込み。
「X-mobile」の代表である木野将徳氏も、堀江氏との今回の事業について強い期待を抱いている様子。「僕自身が堀江さんの1ファンで、起業のきっかけも堀江さんの本を読んだことだった。今回も自分から連絡を取って、携帯のLCCを作りたいと言うことで話を持ちかけました。デイリーで1000回線、増やすくらいの目標でやっていきたい」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)