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池江璃花子「一目ぼれでした」4月から横浜ゴムに所属 アスリートと会社員の二刀流でパリ五輪に挑む

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池江璃花子

 競泳の池江璃花子選手が、6日都内で開催された「池江璃花子選手 横浜ゴム所属発表会」に出席し、新社会人として抱負を語った。

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 春らしいベージュのスーツで登場した池江選手。「初めて自分で選んで作ったスーツです。一目ぼれでした」と表情をほころばせた。

 今月、日本大学を卒業し、4月から社会人として一歩を踏み出す。横浜ゴム所属を決めた理由について、「先輩社員の皆様をはじめ、たくさんの方々とお話ししました。タイヤの会社というと男性のイメージが強いと思うんですけど、女性社員の皆様の温かい雰囲気や楽しそうにお仕事している様子を見て、この会社に入ったら毎日楽しく充実した社会人生活を送れると思ったのが理由です」と説明。また、「会社も自分自身も世界のトップをめざしていきたい気持ちが一緒で、それが一番の大きな理由」と語った。

 同社では経営企画部広報室に配属が決まっており、同期となる新社会人に向けて「1年目で学ぶこともたくさんあると思いますし、分からないことだらけだと思うんですけど、せっかくですから社会人として全力で取り組んで、苦しいことや楽しいことも皆で共有しながら、この先長い人生を送っていければ」とエールを送った。

 発表会では、新社会人として名刺交換にもチャレンジ。「すごく緊張してます」と言いながらも、数回の練習で同時交換のマナーをマスターし、講師から「素晴らしいです」と褒められていた。アスリートと社会人の二刀流に「どちらかというと選手がメインの活動ですが、社会人1年目としてたくさん学んで、人として成長し、世界で活躍できるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 終了後にはプライベートに関する質問も。ドライブ好きという池江は「レインボーブリッジは天気が良い日には富士山がきれいに見えたりするので、景色を見ながらドライブするのが好きです」とお気に入りのドライブスポットを紹介。また「ワインがすごく好きなので、いつかソムリエの資格を取ってみたい」と夢を明かした。「会社員としても、水泳選手としても、横浜ゴムのタイヤのように粘り強い人になっていけたら」と、新たな門出に胸を膨らませた。

(取材・文:石河コウヘイ)

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