一方で、そうしたメディアの“キリトリ”に松本は何度も苦言を呈してきた。その影響から昨年4月より松本は隔週出演となり、7月の出演時には「キリトリ記事禁止」と手書きしたプレートを机に置くなどの措置を行ってきた。そのなかで、自身の発言が大きく取り上げられたひとつに、2021年2月放送の女優・常盤貴子の話題がある。
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この日、番組では東京五輪の聖火ランナーを務める予定だった多くの芸能人の辞退発表を取り上げた。これに松本は、相次ぐ芸能人の辞退に理解を示しながらも、番組が常盤の辞退だけを省いて報じたことに「こんだけいろんな人が辞退してるのに、常盤さんを入れない忖度が僕はちょっと身持ち悪い」と自らが切り込んだのだ。この発言にMCの東野幸治は「それは多分、松本さんと昔……」と反応し、松本は「全部言うてまうんかい」とツッコみを入れた。
松本と常盤は1995年、『FRIDAY』(講談社)に交際をスクープされた経緯がある。記事によれば、常盤のマンションに入るために松本はマンションをわざわざほぼ一回りして裏手の通用口から入るなどかなり用心深い様子をうかがわせていたとのこと。後日、同誌の記者が松本宅に直撃すると、松本は一方的にインターホンを切り、その後すぐに普段はかけないサングラス姿でマンションから車で走り去ったという。その後も松本は、常盤の暮らすマンションに出入りする様子が週刊誌にキャッチされるなど、交際は確実といわれていた。
「2人の出会いは1993年の深夜番組『殿様のフェロモン』(フジテレビ系)で常盤と共演したお笑いタレント・今田耕司による紹介だったそう。趣味が映画で、常盤が10代のころ関西に住んでいたという共通点から2人の距離が縮まったといいます」(芸能ライター)
報道を受け、松本サイドはノーコメントを貫く一方で、常盤は所属事務所を通じて「最近は忙しいので、(松本と)あまり会っていません。私にとって松本さんは『お笑い界のピカソ』みたいな存在で、すごい楽しい人です。だけど、私生活の面ではもう少し慎むようにしてほしいなあと思っています」とコメントし、暗に交際を認めた。
「2人の自宅デートはたびたびスクープされる一方で、くっついたり離れたりしていたようです。離れた原因として、松本の度重なる女性問題ともいわれていましたが、復縁を繰り返していたことから一部では、“結婚間近”ともささやかれたのです。しかし、2002年に『FRIDAY』が2人の破局を報じました」(芸能関係者)
破局の原因は諸説あるが、今年2月の『週刊文春』(文藝春秋)では、常盤には結婚願望もあったが、結婚に煮え切らない松本に愛想を尽かし、“長すぎた春”に終止符が打たれたとしている。
「常盤にフラれた形となった松本ですが、未練がタラタラだったそう。2013年の『週刊実話』(日本ジャーナル出版)では、松本が常盤について『“あれ”がよくて、よくて』と周囲に言いふらしていたとされていました。とはいえ、常盤と破局後の2002年にタレント・優香とのディズニーシーデートがすっぱ抜かれています」(芸能ライター)
2009年5月、松本は元タレント・伊原凛さんとの“授かり婚”を発表。また、常盤も同年10月、演出家で俳優・長塚圭史と結婚し、それぞれは別の人生を歩き始めた。
破局以降、松本と常盤の話は業界でタブー視されていたという。にもかかわらず、自ら切り込むあたりが『ワイドナショー』ならではの良さともいえる。松本の降板次第では番組の存続危機もささやかれており、今後の松本の動向に注目が集まる。