アイオワ州の住宅内で出産した女が、新生児を浴槽に沈め溺死させ遺体を遺棄したとして、警察が新生児の親である男女を逮捕した。海外ニュースサイト『Law and Crime』『KCCI 8』などが2月3日までに報じた。
>>36歳男、ホームレスの妊婦を誘拐 尖らせた歯で脅して性的暴行を加える<<
報道によると2022年4月ごろ、24歳の女が妊娠したことに気づいた。女は、交際相手の31歳男と同棲している。男女(以下カップル)の間には、2歳になる男児がいる。2人目の妊娠が発覚したものの、カップルはこれ以上の子どもを望んでいなかった。女によると、ネットで調べた方法で流産しようと試みるもうまくいかなかった。結局出産することにしたという。カップルは、女の姉に赤ちゃんを養子に出そうと計画していたとも伝えられている。
同年11月16日、臨月を迎えた女は、自宅の浴室で出産した。お産の痛みを和らげるため、メタンフェタミンを摂取したという。メタンフェタミンは覚せい剤の一種で、使用・所持が規制されている薬物だ。そばにいた男がへその緒をハサミで切断した。
出産直後、カップルは、大きな泣き声を上げる赤ちゃんに驚いた。赤ちゃんの泣き声で近所の人から警察に通報されると困るうえに、出産が見つかって、赤ちゃんの血液からメタンフェタミンが検出されてしまえば、もっと困るとカップルは考えた。そうして赤ちゃんの殺害を決意。水を張ったバスタブの中に赤ちゃんを沈めて溺死させたという。その後、男が遺体をリュックに入れ、どこかに持ち去ったそうだ。
出産から約1週間後、女は病院の施設を訪れた。女は相談員の女性に出産したことを告白、生まれた赤ちゃんを溺死させ、遺体を捨てたと告白したそうだ。相談員の女性が警察に通報。女は新生児殺害の容疑で、駆け付けた警察に逮捕された。のちに男も逮捕されたそうだ。男は、赤ちゃんの遺体を郊外の埋め立て地に捨てたと供述。捜査員が現場に向かったが遺体は現在も発見できていない。
後日行われた家宅捜索では、新生児のものとみられる、へその緒と胎盤の一部がドレッサーの引き出しの中から見つかったという。現在も捜査中の案件だが、警察は第一級殺人罪で男女を起訴した。初公判は2023年夏の予定だ。
このニュースが世界に広がるとネット上では「妊娠したくないなら避妊しなさい」「赤ちゃんの泣き声が大きいことくらい普通分かる。何も考えてないバカ夫婦」「すべてが、その場しのぎの対応。赤ちゃん殺害もその時に決めてそう」「覚せい剤で出産の痛みを消せるとは思えないが」「ネットで調べた流産方法は何だったのか。恐ろしい」「今は薬で堕胎できる時代なのに。やっていることが意味不明」といった声が上がった。
自分の子どもを産み落とした直後に溺死させるなど、親としてあり得ない行為だ。命の軽視甚だしく、決して許されるものではないだろう。
記事内の引用について
Iowa Parents Drown Baby Daughter in Tub Moments After Birth to Prevent Police from Finding Meth in Her System: Police(Law and Crime)より
https://lawandcrime.com/crime/iowa-parents-drown-newborn-daughter-in-tub-moments-after-birth-to-prevent-police-from-finding-meth-in-her-system-police/
Judge denies competency evaluation for Iowa mother accused of killing newborn(KCCI 8)より
https://www.kcci.com/article/competency-evaluation-taylor-blaha-fort-dodge/42759932