1回戦の1.15東京・大手町三井ホール大会で、愛野ユキ&らくを破って勝ち上がったAA砲は白昼夢とは初めての対戦。試合は序盤、辰巳がチョークで赤井の首を絞めると、AA砲は辰巳にダブル・ビッグブーツを敢行。その後、荒井が白昼夢に足を攻められた。赤井が辰巳に張り手連打、三角絞めで絞め上げ、渡辺にも三角絞めを決めるも、脱出した渡辺はエルボー連打。赤井はミドルキック連発で意地の張り合い。荒井は渡辺にドロップキック、ビッグブーツで反撃も、辰巳がドラゴンスクリュー、足4の字固めで捕らえた。赤井がカットすると、荒井は辰巳にサソリ固め、フルネルソンバスターからFinallyを狙うも、かわした辰巳がツイスト・オブ・フェイト。辰巳はトップロープからミサイルヒップを狙うが、荒井が回避。
AA砲はダブル新人賞を辰巳に叩き込み、荒井が再度Finallyに行こうとするも、渡辺が阻止。白昼夢は赤井に白昼夢エタニティを見舞って場外に排除。荒井の逆さ押さえ込みを返した辰巳は、バックブリーカー、スリーパー、ドラゴンスリーパー。そしてホワイトドラゴンスリーパーに移行すると、荒井はなんとここでギブアップ。AA砲が2回戦で姿を消した。
バックステージで荒井は「私が負けてしまって。せっかく赤井さんとトーナメントに出られたのに、ここまでになってしまったのがすごい悔しいですけど、私の力不足だったので。また強くなって、次トーナメントに出られたら優勝したいなって思いました」と涙を流しながらコメント。赤井は「初めて優希ちゃんと組んだ時と、今日では、組んでて隣に立ってて、強さとかがどんどん成長してるのが分かりました。自分たちが流出させてしまったベルトを、自分たちで獲り返したいと思ってたんですけど、プロレスラーは運とタイミングが大事で。今日、白昼夢がそのタイミングをつかんで、うちらに運とタイミングはなかった。優希ちゃんとのタッグは継続しつつ、次いつ組めるか分からないですけど、自分は組みたいと思ってます。また次に組む時まで各々の力を蓄えて、より大きなAA砲を見ていただきたいと思います」と敗れはしたが、タッグチームとしての成長は感じているようだ。
◆東京女子プロレス◆
『第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』
2023年1月19日
東京・新宿FACE
観衆 268人
▼トーナメント2回戦(時間無制限1本勝負)
○辰巳リカ&渡辺未詩(17分23秒 ホワイトドラゴンスリーパー)赤井沙希&荒井優希●
(どら増田)