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立憲から自民へ鞍替え出馬で批判殺到の今井るる氏で思い出される「社民党のヒロスエ」911事件で炎上も経験

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 昨年行われた衆議院議員選挙で、岐阜5区から立憲民主党の候補として出馬した今井るる(瑠々)氏が、同党に離党届を提出。この春に行われる岐阜県議会議員選挙に自民党の推薦を得て立候補する動きを表明し、批判を集めている。

 今井氏は、被選挙権を得られる最年少の年齢である25歳で衆院選に出馬。当選10回を重ねる自民党のベテラン、古屋圭司氏に約1万4千票差まで迫るも落選している。

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 今井氏は地域密着型の活動を行うにあたり、子育てなどの政策を実現させるには与党の自民党の方が可能性が高いと考えているようだ。

 今井氏と同様の経歴を持つ人物として思い出されるのが、元衆議院議員の原陽子氏だ。2000年に行われた衆議院議員選挙で、社会民主党の公認候補として立候補。小選挙区では敗れるものの、比例代表で復活当選を果たした。当選時は25歳4か月であり、最年少国会議員として話題になった。

 さらに立候補時に、原氏は桜美林大学大学院に科目履修生として在学中であり、そこから当選の流れに「就職活動大成功」とも言われた。原氏のショートヘアのルックスは、人気女優の広末涼子にかけて「社民党のヒロスエ」と持てはやされた。

 しかし当選翌年の2001年、アメリカで同時多発テロ事件が起こると、自分のサイトで「(アメリカのことを)『ざまーみろっ』と思っている国だってきっとある、と思いませんか」などと書き込み、猛批判を集めている。SNS全盛の今ならば、さらに炎上していたかもしれない。

 原氏は次の2003年の選挙では落選。さらに翌年には社民党に離党届を出し、民主党静岡県連の推薦を経て、出身地である静岡県議会議員の補欠選挙に出馬するも次点で落選している。国政選挙への落選から政党を鞍替えしてでの県議選への出馬という点で、今井氏と原氏の経歴は似ていると言えそうだ。

 比較的政治的なスタンスが近い社民党から民主党への鞍替えでも批判を集めてしまったのだから、さらに距離がある野党の立憲民主党から与党の自民党へ移る今井氏は非難を逃れられなさそうだ。

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