同番組でも披露した超ショートネタの「友達からの電話で地元の重大ニュースを知らされる地元から一生出ない女」や「ラーメン二郎で緊張している男」、「バイトの子を狙っているこの後すぐつぶれるイタリアン居酒屋の店長」などは、さまざまなベテラン芸人も爆笑させた。
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YouTube公式チャンネル「スクールゾーンChannel」は登録者数15.9万人で多くはないが、インスタグラムとの両方で発信している動画は、100万回を超える視聴回数が珍しくない。俵山は、日常のマニアックな一部を切り取ったクセが強い男女を演じさせたら右に出る者はいない。橋本は、大好きな韓流ものまねが大の得意だ。そのうえで、橋本には驚きの人脈もある。民放の放送作家が言う。
「竹中直人さんや相葉雅紀さんと知人なのです。15年に放映された相葉さん主演の月9ドラマ『ようこそ、わが家』(フジテレビ系)に出演しており、竹中さんと親交を深めました。今では、トークライブや単独イベントに出てくれるほどの仲に」
相葉とは距離を縮められなかったが、売れる前に月9に準レギュラー出演できたのは大きな誇りのようだ。
スクールゾーンを上回る“オンナ”は、レインボーの池田直人。秋元康がプロデュースして18年に始動させた「吉本坂46」の主力メンバーとして、アイドル活動も行うほど恵まれたルックス(グループは22年2月に活動休止)。相方のジャンボたかおと出場した18年の「おもしろ荘」(日本テレビ系)で優勝したのを機に、人気が高まった。
テレビ番組で見せるネタは、ほぼ池田の女装。自身の本意でもあるようで、かねて美意識が高く、メイクやスキンケアへの探求心は人一倍。YouTubeで見せるモテテクを手本にしている女性が多い。
「芸能界デビューは5歳で、元子役タレントだったのです。俳優業は、高校2年生まで続けています。女装が妙に板についているのは、過去の経験からでしょう」(先の放送作家)
この数年で、芸人が俳優と二足のワラジを履くケースが当たり前になった。だが、月9ドラマ後にブレイクした橋本、子役から転向した池田のような例はまれ。来年も、俳優芸人が後続しそうだ。
(伊藤由華)